「結婚相談所のトラブルをよく耳にするけど、本当に大丈夫？」「せっかく入会したのに、お金だけをとられるのは絶対に嫌！」
結婚相談所のトラブルというと、出会えない、想像以上に料金がかかった、無理やり入会させられそうになったなど、さまざまなことをイメージするでしょう。
年々トラブルの数は減少しているものの、ちょっとしたトラブルはいくつか発生しているため、これから婚活をする人は、注意点を理解したうえで入会してくださいね。
そこで今回は結婚相談所に関するトラブルの例と、トラブルを防ぐ方法を紹介します。
関連：結婚相談所でよくある危険なトラブルとは？リアルな実態や安心して婚活できる結婚相談所5選を紹介
- 結婚相談所に関する、よくあるトラブル
- 結婚相談所の入会前後にありがちな、トラブルを防ぐ方法
結婚相談所のトラブル件数は？
2015年のピーク時に約2,000件、2019年には約700件に減少！
※国民生活センター資料より
現在、全国にある結婚相談所の数は4,000社以上といわれていて、利用者は50~60万人にものぼります。
残念ながら、結婚相談所のトラブルは毎年一定数寄せられていますが。
2015年から2019年にかけて大幅にトラブル相談件数は減少傾向にあります。
とはいえ、トラブルの内容を知っているのと知らないのとでは、大きな違いがあります。
結婚相談所のトラブル6選
結婚相談所で実際に起こりうるトラブルを6つ紹介していきます。
1.紹介相手の質に関するトラブル
- 趣味や条件が希望と違う相手を紹介された
- 希望よりも低いステータスの相手を紹介された
- 一度も希望に合う相手と出会えなかった
結婚相談所は、入会するにあたり入会費や年会費が最低限必要となります。
事前に納得したうえで入会しても、結婚相談所が紹介する相手の質に、満足できない場合があります。
仮に、会員の理想があまりにも高いというのであれば、お見合いの前にカウンセリング等があってしかるべきです。
また、会員が納得したうえで、希望に沿わない部分のあるお相手とお見合いをする場合もあるでしょう。
それでも納得のいくお相手とマッチすることがない場合、お金をかけて結婚相談所を利用している意味が見いだせなくなってしまいます。
2.紹介人数に関するトラブル
結婚相談所にもよりますが、月にお見合いをすることができる人数が決められている場合があります。
お互いに予定もありますので、月にそう何人も会えるものではないかもしれません。
ところが「プロフィールを見てお見合いの申し込みを送っているのに会えない」「少しでも条件が違うからと断られる」というトラブルがあるといいます。
毎月料金が発生しているにも関わらず、お見合いまでたどり着けない、会えないというのでは結婚相談所への不信感が募るばかりですよね。
一方で、実はお見合いを申し込んで両者が会おうと一致する確率は、
- 男性で4~8％
- 女性で6~11％ 程度
1割にも満たない確率で、驚くのではないでしょうか。
結婚相談所では、結婚相手を紹介するところですので、単に出会いだけを求めては目的が違ってきます。
関連：結婚相談所のお見合い平均回数は？少ない回数で結婚するためのポイントもご紹介
3.成婚料に関するトラブル
結婚が決まり、退会が決まったときに結婚相談所によって定められた料金を支払うことを成婚料といいます。
あらかじめ料金が明記されているところがほとんどですが、料金よりも「いつ支払うのか」というタイミングによってトラブルとなることが多いというのです。
結婚が決まった時に支払う…という定期があるものの、具体的に支払うタイミングは結婚相談所によって違います。
結婚相談所の物差しによるものが多く、明記されていない場合には確認をとるようにしてください。
関連：結婚相談所の成婚料は必要？支払うメリット・デメリットや相場を徹底解説
4.中途解約の返金に関するトラブル
入会金や年会費の中から返金があると明記されているにも関わらず、具体的な金額が明記されていないためにトラブルに発展もあります。
「引き止められてもダメだったので退会しようとしたら、返金は1500円だった」「中途退会は違反と判断されて逆に違反料を請求された」というものもありました。
年会費の支払いから何か月ごとにいくらの返金となるのか、そもそも中途解約は可能であるのかをあらかじめ知っておく必要があります。
結婚相談所の規約に関わらず、結婚相談所というのは特定商取引法の中で営業しており「中途解約可能な6業種」というものに指定されています。
関連：結婚相談所のスムーズな退会方法｜よくある理由や違約金・返金の有無もご紹介
5.事前の説明と違うトラブル
結婚相談所のほとんどは公式サイトをもっており、入会を少しでも考えている人にはさらに詳しい事前の説明があります。
しかし「事前に聞いたことと違ってた！」と入会後に気づいてトラブルに発展してしまうことも珍しくありません。
- 「『年収1000万円以上の男性が半数！』というのに、実際には300～500万円の人ばかりだった」
- 「『24時間体制でサポート！』と書いてあったのに、実際には18時までの対応だった！」
事前の説明と違うと会員が感じるトラブルの原因は、結婚相談所側が入会を募るために水増しのような内容を書いてしまうことにあります。
結婚相談所側も商売ですから、会員が増えれば収入も増えます。
残念ながら、「ちょっとうますぎる話しじゃないか」と思ったら疑ってみる必要もあるのです。
関連：結婚相談所で詐欺はあるのか？対策法や入会前後にチェックするべき項目を解説
6.サポートに関するトラブル
結婚相談所にあるべきサポートが全くなされない、満足することができないというトラブルが後を絶ちません。
条件に合う人のプロフィールが送られてきて終わり、カウンセラーとの面会は最初だけなど「これは結婚相談所でなくともいいのでは？」と思ってしまうサポートだというのです。
何度もいいますが、結婚相談所は入会金や年会費で高めの費用がかかります。
サポートが受けられないとなると、時間ばかりがムダに過ぎ去ってしまうことになりかねません。
結婚相談所のトラブル実例
実際の結婚相談所でのトラブルを会社別で見てみましょう。
お付き合いが始まって間もなく音信不通に…｜オーネット
オーネットでとある女性と知り合い、お付き合いをすることになりました。しかし、突然音信不通に。意味が分かりません。ひどい会員もいるようなのでご注意を。よく見極めることをおすすめします。音信不通にするなら最初から告白をオッケーしないで欲しい。
女性は経歴を詐称し放題｜オーネット
男性は年収と学歴を証明する書類提出が求められるのに、女性は求められない。女性は経歴を詐称し放題では？ここだけは本当に駄目なシステムだと思う。引用元：kuchikomi-oneto
身体目的の男が紛れている｜IBJ
こちらで半年ほど活動していました。都内に住んでいる2000万以上の30代の男性、身体目的でした。
登録されている女性の方、被害にあわないようにお気を付けください。積極的にアプローチされ、マンションに上手に誘導してきます。結婚相談所は真面目に婚活されている方が多かったですが、高収入の方は遊びや軽い気持ちの方もいると分かりました。
入会時の話と違う｜IBJ
入会時に一年以内に退会する場合は月割りで入会金が返金して貰えるとの事でした。三カ月達、男性会員の質の悪さに、続けていても無駄と思い、解約するので、返金を申し出ると、会員様の場合はありません。と言われました。入る時は良い事しか言わず酷いと思います。引用元：kuchikomi-ibj
メッセージを送ってもまったく返事がない｜ツヴァイ
全然返事が来ないです。ただでさえコンタクト申請出来る数が少ないのに。お金を課金してまで多くの人に出会いを依頼しているのに。まず出会うまでさえも宝くじのような感じと思います。みんな興味のない人からの連絡は無視なのでしょうか？それなら納得ですが有料であることはどうかと思います。お金だけがいっぱいかかってます。
タダ飯を食べたいだけの相席屋感覚で登録している会員がいる｜ツヴァイ
承諾後の連絡先で、氏名を隠している人がいる。そういう人に限って、電話番号非表示。しかも会ってみると無職で、その理由が「ちょっと前に辞めたばかり」と言うケースが多い。新宿とか人が多すぎる所で会いたがる。おごってしまうと、関係は終わります。「次会う日程はメールします。」と言って、全然連絡がないので、メールしてみると、返信はない。引用元：kuchikomi-zwei
結婚相談所でトラブルに合わないために
それでは、結婚相談所でトラブルに合わないためにはどんなことに気を付けたらいいのかを紹介します。
1.事前にしっかり確認をする
結婚相談所でトラブルに合わないようにするためには、事前に公式サイトをよく見る、不審な点は直接問い合わせてみることにつきます。
入会を検討している旨を話せば、快く質問に答えてくれるところがほとんどでしょう。
ただし「当社にぜひご入会ください！」というような押しの強いところは注意が必要です。
2.口コミなどで比較をしてチェックをする
また、結婚相談所の口コミを集めてみることもおすすめします。
実際に入会したことがある先輩がいれば心強いですが、なかなかそうもいきません。
お目当ての結婚相談所があるのであれば、口コミを検索してみてください。
3.事前の説明との矛盾点があったらすぐに相談
結婚相談所が出している情報に誤りがないかしっかりチェックしましょう。
はっきりしない説明や、あいまいな事を言われたら契約の前にしっかり聞いておくべきです。
言われるがまま勢いに流されてしまうと、後々トラブルが起きたときに泣き寝入りということになってしまうので注意です。
4.押しに負けて会わない
結婚相談所で自分の条件とは全然違った相手を紹介されるというパターンがあるようです。
良いように言いくるめられて会ってみたけど、やっぱり違うとなると時間も労力も無駄になってしまいます。
事前にしっかり自分の意思を伝え、アドバイザーとコンタクトを取っておくことが大切でしょう。
結婚相談所のトラブルまとめ
- 結婚相談所のトラブル件数は近年減少
- 事前にシステムをチェック
- 口コミや比較サイトを参考にする
- 矛盾があった時点で相談
結婚相談所のトラブルは、よく話し合ってみると結婚相談所側か会員の勘違いである場合もあります。
けれども、入会してみたら「あれ？」と思うことは少なからず出てくるものです。
「こんなものかな？」と思わずに、今回取り上げたトラブルの事例と突き合わせてみてください。
また、結婚相談所のスタッフに遠慮なく相談しましょう。
真摯に対応してくれない、という場合にはサポートが不十分であるということでトラブルになってしまいます。
結婚相談所との話し合いで解決しない、納得できない場合には一人で立ち向かおうとせず、最寄りの消費者生活センターに相談しましょう。
関連：結婚相談所で婚活に失敗する人の特徴｜体験談や失敗しないための心得もご紹介
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結婚相談所・恋愛系ライター。アラサー世代。結婚したい女性の目線で記事を書いています。結婚相談所の取材も行います。
promarry編集部：Ayumi
