晩婚化が進んでいる日本ですが、結婚相手に求める条件は人それぞれ違います。
しかし結婚に対する思い入れが強すぎるために、結婚相手にあれこれ条件をつけていると、せっかくの恋のチャンスを逃してしまう恐れもありますよね!
今回は結婚相手に求める条件のうち、大切な条件と妥協すべき点をしっかり見極めるポイントをご紹介致します。
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目次
結婚相手に求める条件の理想とは?【男女別】
出典:明治安田総合研究所 結婚・出産に関するアンケート調査一覧「2016年 20~40代の出産と子育て(第9回 結婚・出産に関する調査より)」

【男性】
・容姿や家事能力
・タバコを吸わない
【女性】
・頼りがい
・年収400万以上
・タバコを吸わない
「明治安田生活福祉研究所」が2016年に発表した「20~40 代の恋愛と結婚- 第 9 回結婚・出産に関する調査 -」および「国立がん研究センター」の2019年の調査によると、 男女別の結婚相手に求める条件の理想は上記のような結果になりました。
「価値観が合う」・「優しさ」・「健康」・「浮気をしない」などといった条件は男女共に高い結果ですが、他を見てみると、男女ではっきりと理想の条件の違いが表れていました。
男性が結婚相手に求める条件は「容姿や家事能力」
男性が結婚相手に求める条件は、「相手の容姿・身長」などの外見と「家事全般ができる」という俗にいう「女性らしさ」を求める傾向にあるようです。
女性が結婚相手に求める条件は「頼りがい」
また女性は結婚相手の男性には、「行動力や決断力」「相手の年収・経済力」といった「頼りがいのある人」を選ぶ傾向にあるようです。
何があっても自分や子供を守ってくれそうな強い男性、また真面目で常識のある社会性の高い男性が結婚相手として望まれているようです。
女性が男性に求める年収は400万円以上!
そして忘れてはならないのはお金に関する条件。
どれだけ愛情があってもお金がなくては生活していくことはできません。
一般的に女性が男性に求める年収は400万円以上が最低ラインだと言われています。
共働きの場合や女性が高収入の場合はこの限りではありませんが、あまりに低収入の男性は結婚相手として考えるには少し難しいと言わざるを得ませんね。
男女ともにタバコは吸わないほうが理想
出典:国立研究開発法人国立がん研究センター「家族のたばこについて国民意識アンケート調査報告書公表」
未婚者のうち「結婚相手はたばこを吸わないほうがよい」と思っている割合は約7割。絶対たばこを吸わない人がよい」と回答した人は46%。「できれば吸わない人がよい」と回答した23%と合わせるとほぼ70%となった。
また「国立がん研究センター」の調査では男女ともに、タバコは吸わないほうが理想的だと考える人が多いようです。
若い世代になればなるほどタバコを敬遠する人が多くなると言われている現代では、タバコを吸う人はそれだけで結婚相手の条件から外れてしまうことも少なくありません。
タバコは本人だけでなく周囲の人への健康被害も問題視されているため、自分がタバコを吸わない人の場合は、できれば結婚相手にも吸ってほしくないと考える人がほとんどです。
結婚相手に求める条件の理想とは?【年代別】

【20代】
・性格、価値観
【30,40代】
・経済的、精神的な自立
20代が結婚相手に求める条件は
「性格や価値観」
まず20代は、結婚相手に性格や価値観が合うかどうかを結婚相手に求める結果となりました。
20代は大人として、そして社会人としては駆け出しの時期です。
精神的にも経済的にも自立していることよりも、性格や価値観が合っていて一緒にいて快適に楽しく過ごすことができるのかを重要視する傾向にあるようです。
30代・40代が結婚相手に求める条件は
「経済的・精神的な自立」
30代と40代が結婚相手に求める条件は、男性も女性もそれぞれ経済的・精神的に自立できているかどうかを重要視してくるようになっています。
30代・40代ともなれば、かなり社会経験が豊富になっています。
すでに自分の生活のリズムが出来上がっていて、仕事でも重要なポストに就いている人も多くなり自らが自立できている人が多いでしょう。
結婚相手が自分よりもかなり年下でなければ、自分と同程度の年収と精神的な自立・お互いを支え合える対等なパートナーを相手に求める傾向があります。
結婚相手に求める条件リスト!

・安定した収入、必要最低限の年収
・金銭や食、考え方などの価値観が同じ
・居心地がよくストレスが溜まらない
・愛情や思いやりがある
・相手の家族や親戚との関係
・年齢
・外見/容姿
・身長
・結婚後に住む場所
・学歴
・持ち物や服のセンス
・高い年収
・家事や料理ができる
・貯金額
・長男/長女である
総合的に結婚適齢期の多くの男女が結婚相手に求める条件をリスト化してチェックしてみることにしましょう。
ここで紹介する結婚相手に求める条件は男女ともに、世間一般的に見ると魅力的で貴重な存在の人と言えるかもしれませんよ!
1,安定した収入・必要最低限の年収
多くの人が第一条件に掲げるのが安定した収入です。
結婚生活をしていく中で、安定した収入が無ければ生活はたちまち困窮に陥ってしまいます。
特に女性の場合は自分に十分な生活力があっても、出産などで収入が途絶える可能性があります。
相手も必要最低限の年収があった方が良いことは言うまでもありません。
2,金銭や食・考え方などの価値観が同じ
金銭や食に対するお金の使い方や考え方が同じであることもとても重要ですね。
お金に対する価値観が違う人と結婚してしまうと、どうしても小さなイライラが溜まりやすく相手に不満を感じてしまうようになります。
例えば倹約家の人と浪費癖のある人が結婚すると、お互いに相手のことが理解し合えずにトラブルに発展しまうことも珍しくありません。
3,居心地がよくストレスが溜まらない
結婚して一緒に暮らすことを考えると、居心地が良くてストレスが溜まらないことも大切です。
沈黙が苦にならない相手なら、それぞれ自分だけの自由な時間を過ごすこともできます。
神経質すぎる人や、攻撃的な言動をする人は結婚相手にはあまり向いていないかもしれませんね。
4,愛情や思いやりがある
当然のことですが結婚相手となる人は、愛情や思いやりがある人を選びたいですね。
自分に甘く他人や家族に厳しい人と結婚してしまうと、どんなに大好きな相手でもいつか不信感や不満が爆発してしまいます。
結婚したい相手がいる場合は、相手の家族や両親に対する言動をチェックして、愛情や思いやりがあるかどうかを見極める必要があります。
5,相手の家族や親戚との関係
相手の愛情や思いやりを見極める時には相手の家族や親戚との関係を見るのが一番です。
全ての人がそうだとは限りませんが、家族や親戚との関係があまりに希薄な場合はもしかすると相手の人間性などに何か問題があるケースも少なくありません。
家族と言えども相性が悪い場合もあれば、過去に様々な問題を抱えていることもあります。
気になることがある時は率直に尋ねて確認することも重要です。
6,年齢
最近は実年齢よりも非常に若く見える人も多くあまり年齢は気にしないという人も増えているようです。
しかし、結婚後の将来設計を考える時に年齢はとても大きなポイントになります。
出産、子育て、定年時期など、人生の中でも重要なイベントごとに深く関わってくるため、結婚相手の年齢についてはよく考えておく必要があります。
7,外見、容姿
よく人は外見ではなく中身が重要だと言われますが、全く好みのタイプではない人とはなかなか結婚の決心がつかないものですよね。
これまでの結婚条件に比べると外見や容姿についてはそこまで重要なポイントではないかもしれません。
しかし、少なくとも自分が相手に対して嫌悪感を感じない人であることが最低限の条件になります。
結婚すると毎日一緒に過ごすようになりますので、ルックス・スタイル・清潔感など多少は条件に入れておいたほうが良いでしょう。
8,身長
外見や容姿の次に身長についてはどうでしょうか。身長は外見よりは条件が緩くなる人がほとんどですね。
今は小柄な男性や背が高い女性で魅力的な人はとてもたくさんいます。
男性は絶対に自分よりも背が低い女性が良いという人もいますし、女性なら背が高い男性の方が良いと考える人も多いです。
おそらく恋人になる時点でこの条件はクリアしていることが多いのではないでしょうか。
9,結婚後に住む場所 
遠距離恋愛の末に結婚を考えている場合などは、結婚後に住む場所についても確認しておかなくてはいけません。
もし今住んでいる場所から遠方に引っ越さなくてはいけない場合は、仕事を転職する必要があったり、友人や家族と気軽に会えなくなる能性もあります。
さらに結婚後は2人で暮らすのか、家族と同居するのか、マンションなど賃貸物件を借りるのか、物件を購入するのかなど話し合うことはたくさんあります。
結婚後に住む場所はその後の生活にかなり大きく影響してきます。
10,学歴
結婚相手には高学歴な人を求める人もいます。学歴社会と言われる現代では、高学歴な人ほど社会的地位が高いと言われることも少なからずあります。
特に自分が高学歴な人は、結婚相手にもそれなりの学歴を求めたい人も多いようです。
もちろん学歴で人の魅力が決まってしまうわけではありませんが、どうしても学歴を重視したい人は事前に相手と学生時代の話などをしてチェックしておいても良いかもしれませんね。
11,持ち物や服のセンス
オシャレが好きで流行に敏感な人なら相手の持ち物や服のセンスが気になることもあるでしょう。
男性も女性も持ち物や服は清潔感があって、その場の雰囲気やPTOに合っていればOKと気軽に考える人も多いものです。
しかし、片方はハイブランドが好きでもう片方は古着が好きなど、あまりに両極端の場合は一緒にいるとアンバランスに見えてしまうこともあります。
結婚相手の持ち物や服のセンスが自分と全く違う場合は、お互いに少し歩み寄ることも大切です。
12,高い年収
結婚相手の年収は高ければ高いほど嬉しいというのが大多数の人の本音ではないでしょうか。
相手の年収が高ければ生活の基盤が安定しますし、趣味などにお金をかける余裕も生まれます。
子だくさんの家庭を望んでいる場合も、相手が高収入であれば安心して家族計画を立てることができます。
目先だけの相手の年収に惑わされてはいけませんが、自分の将来のためにも年収については最低限の金額をしっかり条件に入れておきたいものです。
13,家事や料理ができる
さらに結婚相手には家事や料理ができるかどうかを条件に入れる人もいます。
共働き世帯を考えている場合は、男性女性に関係なく家事や料理ができる人は魅力的に感じますよね。
1人暮らしを経験している人であれば男性でも家事や料理が得意な人もたくさんいます。
相手が実家暮らしの場合はなかなか確認するのは難しいかもしれませんが、気になるようであれば会話の中で家事や料理について聞いてみましょう。
14,貯金額
20代前半で社会人経験がまだ浅い人などは貯金が無くても仕方がありません。
しかし30代や40代になっているのに貯金額がゼロの人は浪費癖があるかギャンブル好きなど何か問題があるケースも少なくありません。
恋人と言っても貯金額を聞き出すのは難しいかもしれませんが、確認できるのであればチェックしておきたいポイントですね。
15,長男・長女である
相手が長男や長女の場合は、将来的に両親の介護や同居などの問題、そして相手の実家が自営業や商売などをしている場合は跡継ぎの話が出ることもあります。
最近は一人っ子の人も増えていますので、そのような場合も同様ですね。
妥協はNG!結婚相手に求める大切な条件
結婚相手に求める条件をリストでご紹介しましたが、この全てを満たしてくれる相手となるとなかなか難しいですよね。
早くに結婚を望んでいる人は、絶対に妥協できない点と、そうではない点を自分の中で明確に分けて考える必要があります。

・安定した収入、必要最低限の年収
・金銭や食、考え方などの価値観が同じ
・居心地がよくストレスが溜まらない
・愛情や思いやりがある
・相手の家族や親戚との関係
まずは多くの人にとって結婚相手に妥協するべきではない大切な条件を絞っていきましょう!
①安定した収入・必要最低限の年収
まず絶対に妥協できないのは、安定した収入や必要最低限の年収です。
お金は綺麗ごとでは解決することはできません。
自分の将来設計をしっかり考えて、相手に希望する最低限の収入や年収を計算してみましょう。
②金銭や食・考え方などの価値観が同じ
金銭や食などの考え方や価値観が同じかどうかも妥協するべきではありません。
考え方や価値観の違いは大人になってから直すのは難しいものです。
相手の価値観が受け入れられずお互いストレスが溜まっていった場合、離婚につながりかねません。
何とかなりそうだと思えてどうしよう変えようがないのが、考え方や価値観の違いです。
③居心地がよくストレスが溜まらない
さらに居心地が良い相手かどうかという点も結婚する上で非常に重要です。
「少し嫌なところがあってもいつか変わってくれるだろう…」と淡い期待を持って結婚してしまうと、だんだん相手に対して幻滅してストレス過多になってしまうことはよくある話です。
時々は喧嘩をすることはあったとしても、基本的に一緒にいて居心地が良い相手というのは結婚相手として最低限の条件となります。
④愛情や思いやりがある
相手に愛情や思いやりがあるかどうかという点も妥協するべきではありません。
冷たい人でも高収入だったら良い、浮気する人も高収入だったら気にならないと言う人もいますが、結婚生活はそんな簡単なものではありません。
末永く幸せな生活を送るためには、お金だけでなく愛情や思いやりがある人を選ぶことも非常に大切ですね。
⑤相手の家族や親戚との関係
自分に合った完璧な人を見つけても、相手の家族や親戚と上手くいかないような場合も結婚は考え直した方が良いかもしれません。
結婚生活は2人が満足できれば良いと考えてしまいがちですが、それぞれの家族や親戚とは事あるごとに顔を合わせる機会があります。
できれば相手の家族や親戚、そして自分の家族や親戚みんなが祝福してくれるような結婚相手を選びたいですね。
妥協してもOK!結婚相手に求める条件
結婚する上で相手に求める条件で絶対に妥協できないところもあれば、ここは妥協してもOK!というところもあります。

・年齢
・外見、容姿
・結婚後に住む場所
・学歴
・持ち物や服のセンス
・高い年収
・家事や料理ができる
・貯金額
・長男・長女である
①年齢
結婚相手に妥協してもOKなのは年齢ですね。
1歳や2歳程度の年齢差であれば出産や老後などの大きなライフイベントのタイミングで支障はないでしょう。
かなりの年の差婚になりそうな場合以外はそれほどシビアになる必要はなさそうです。
②外見、容姿
外見や容姿も収入などに比べると比較的妥協できるポイントの1つです。
生理的に無理だと感じる外見でもない限り、多少は妥協しなければ良い相手はなかなか見つかりません。
④結婚後に住む場所
結婚後に住む場所に関しては、どうしても無理だと感じた時は引っ越しをして対処することができます。
家やマンションを購入する場合は慎重にならなくてはいけませんが、その土地の生活に馴染むという人も多く、そこまでこだわる必要はなさそうです。
⑤学歴
相手の学歴に関しては自分さえ納得していれば何も問題はありません。
それよりも相手の収入や人柄の方がはるかに大切な見極めポイントですね。
⑥持ち物や服のセンス
相手の持ち物や服のセンスが気になる時は、自分が相手をプロデュースしてあげるのも1つの手です。
一緒に買い物に行ったりファッション雑貨をプレゼントするなど、いくらでも対処の方法があります。
⑦高い年収
必要最低限の収入は妥協すべきではありませんが、分不相応に高収入な相手を望むのはあまりおすすめできません。
お金に執着しすぎてしまうとみすみす結婚のチャンスを逃してしまうことも少なくありません。
⑧家事や料理ができる
家事や料理に関しては、結婚してからの方が重要ですね!
これまで全く家事や料理ができなかった人でも、結婚後にメキメキと才能を発揮することもよくあります。
2人で一緒に成長していける人なら、この条件は妥協しても全く問題はなさそうですね。
⑨貯金額
貯金額に関しては高収入な人を望む場合と同様に、あまり高望みばかりするのはやめておいた方が無難です。
結婚をしてから、もしくは結婚を意識し始めてから相手の支出をコントロールしても遅くはありません。
それまでにある程度の貯金額があればOK、と妥協することが大切です。
⑩長男・長女である
相手が長男か長女かという点は、考え出すとキリがありません。
相手が絶対に家業を継がなくてはいけない場合や、両親との同居を迫ってくる場合以外は深刻になりすぎるのも考えものですね。
1年以内に結婚したい!結婚相手に求める条件のポイント
結婚相手に対する条件をいろいろと紹介してきましたが、1年以内に結婚したいと考えている場合は実際にどうすれば良いのでしょうか?
条件は3つに絞るべき
1年以内に結婚したい!と本気で考えているのであれば、結婚相手に対する条件をまず3つに絞ってみましょう。
高望みしすぎる癖を直して、自分にとって結婚とは何かを冷静に考えてみることが重要です!
結婚相手の条件を絞る方法
STEP②絶対条件を絞りさらに優先順位を付ける
STEP③条件の範囲を広げる
たくさんある結婚相手の条件を絞るには、以下の方法を実践してみましょう。
手順①理想の条件をリストアップ
手順の1つめは、まず結婚相手の理想の条件をリストアップします。
思いつく限りの条件を実際に紙などに書き出してみましょう。
手順②絶対条件を絞りさらに優先順位を付ける
手順の2つめで、書き出した条件の中から絶対に妥協できない条件だけに絞ります。
そしてその条件に優先順位を付けていきましょう。
手順③条件の範囲を広げる
最後に手順3つめで、絶対に妥協できない条件の範囲を広げていきます。
例えば
・結婚後は○○駅に住む→通勤可能範囲内
このように可能な範囲で条件を緩やかにしていきます。
こうすることで自分が実際にどんな結婚を望んでいて、希望する結婚生活を送るためにどんな相手を選べば良いのかが客観的に見えてくるようになります。
幸せな結婚のためにも結婚相手に求める条件は明確に!
ここまでご紹介した点をまとめると、結婚相手に対して妥協すべきではない点は、以下の5つが重要なポイントであることが分かりました。
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幸せな結婚をするためには、本当に大切なことは妥協せず、かといって分不相応な高望みもしないことが大切です。
結婚相手に求める条件を自分の中で明確にして、幸せな人生を掴み取りましょう!