「今入会している結婚相談所では出会いがないので、掛け持ちを検討している」「マッチングアプリみたいに、いくつも結婚相談所を利用してもいいの?」
結婚相談所を2社利用する「掛け持ち」を検討している人もいるでしょう。
しかしさまざまな制限がある結婚相談所では、掛け持ちそのものがOKなのか疑問に思う人もいるはずです。
そこで今回は、結婚相談所では掛け持ちをしてもよいのか、2社登録するメリットを紹介します。
目次
結婚相談所を複数掛け持ちはしてもいいの?
基本的には、複数の結婚相談所への登録、いわゆる掛け持ちは「可能」です。
結婚相談所における異性との出会いの方法は、以下のふたつ。
- 結婚相談所独自の会員(自社会員)とお見合いをする
- 結婚相談所が加盟しているグループの、他社会員とお見合いをする
結婚相談所が加盟するグループの場合、会員を相互紹介することが可能です。
A結婚相談所に入会していても、グループに加盟しているB、C結婚相談所の会員ともお見合いができるということ。
結婚相談所の独自会員以外とも出会えるため、より多くの異性とお見合いできることがメリットです。
- IBJ:日本結婚相談所連盟
- JBU:全国結婚相談所連盟
- R-net:良縁ネット
- コネクトシップ
掛け持ちをするのであれば、IBJとコネクトシップ、IBJと良縁ネットのように、加盟するグループが同じにならない選択がマストです。
結婚相談所の独自会員よりもグループの会員が多いことがほとんどであることから、同一グループの結婚相談所に登録するメリットはありません。
結婚相談所を掛け持ちするメリット2つ
一般的には、自分に最も合う結婚相談所をひとつ選びますが、メリットがあるのなら掛け持ちをしたい人もいるでしょう。
結婚相談所を複数掛け持ちするときのメリットは、以下の通りです。
単純に出会える異性の幅が増えてお見合いのチャンスも増える
結婚相談所を掛け持ち登録する最大のメリットは、ひとつの結婚相談所では出会えない異性と出会えることです。
毎月紹介してもらえる人数、お見合いの申し込みができる回数が増えるため、より多くの異性とお見合いのチャンスが増えます。
活動は大変ではありますが、異性との出会いが増えれば結婚までの道のりも短くなるでしょう。
もちろん、同じグループに加盟する結婚相談所では意味がありません。
スタッフやサービスが異なれば違ったアドバイスがもらえる
結婚相談所では独自のノウハウをもっているため、サービスの特色を活かしたアドバイスをくれるでしょう。
さらにスタッフによって恋愛観も異なるため、結婚相談所に異なった面白いコツを聞ける可能性があります。
「結婚相談所なんて、どこも同じ…」と思うかもしれませんが、ふたつ以上掛け持ちするからこそ、各サービスの違いがわかるはずです。
出会いの幅が最大のメリットではありますが、より素敵なお相手と出会うためのアドバイスが増えることも、メリットのひとつといえるでしょう。
結婚相談所の掛け持ちのデメリット2つ
出会いの数が増えることは掛け持ちのメリットですが、いくつかのデメリットもあります。
結婚相談所を掛け持ちすれば初期費用と月会費が約2倍になる
結婚相談所に入会して活動する費用は、おもに以下の費用が必要です。
- 初期費用(入会金・初期費用等):1万円代~20万円代
- 月会費:5,000円~15,000円
- 成婚料:無料~200,000円
初期費用と月会費は、入会して婚活をするだけで必要な料金です。
2社入会するだけでも初期費用で10万円前後かかるケースもあるでしょう。
月会費は2社分で2~3万円ほど。どちらか一方の結婚相談所で成婚退会することになるため、成婚料は1社分でOK。
お金に余裕がなければ、結婚相談所を掛け持ちすることは非現実的です。
関連:結婚相談所の相場はいくら?費用の内訳や事前に確認しておくべきポイントもご紹介
生活において婚活に割く時間が多くなる
結婚相談所を複数掛け持ちすると、当然ながら日常生活の中で婚活をする時間が増えます。
結婚相談所へ足を運ぶこと、複数のサービスでお相手検索をすることに始まり、毎週末お見合いをすることもあるでしょう。
たくさんの人と出会うことからお見合いの調整やまめな連絡が必要となる
結婚相談所を掛け持ちすれば、そのぶんたくさんの異性と出会えます。
もちろん、お見合いの日時がバッティングしてはいけません。
出会う人数が多いほど、お相手と話した内容を覚えておかなければならず、連絡をとる回数も増えます。
性格がまめなければ、複数の結婚相談所を掛け持ちをすることに向いていません。
結婚相談所の掛け持ちが向いている人
そもそも、どのような人が結婚相談所の掛け持ちに向いているのでしょうか。
1年以内の早い結婚を目指している人
結婚相談所を掛け持ちすれば、そのぶん出会える異性が増えて、スタッフによるサポートの幅も広がります。
結婚相談所では、毎月紹介してもらえる人数、自分がお見合いを申し込める回数が決まっているため、出会いの数が多いほど結婚への道も近くなります。
1年以内の早い段階で結婚をする目標をもち、とにかくたくさんの異性と出会い、そのなかから理想とする異性を探したい人は掛け持ちでスピーディーな成婚を目指すとよいでしょう。
また婚活に充てる時間が増えているため、そのぶん結婚へのチャンスが大きくなり自分に合う異性も見つかりやすいはずです。
関連:1年以内に結婚したい女性必見!成功する婚活の方法とおすすめの結婚相談所6選を紹介!
休日や空いている時間を婚活に充てられる人
友達と遊ぶ時間や趣味に充てる時間を減らしてでも、婚活をして結婚したい人は、結婚相談所の掛け持ちに向いています。
婚活をする時間が多くなることが覚悟できているのなら、掛け持ちをしても忙しさ=充実していると感じるでしょう。
休日は結婚相談所へ足を運ぶ、お見合いをする、そして仕事の休憩時間にスマホでお相手検索をするなど、婚活が日常の一部になります。
お見合いの機会があまりない人
異性からお見合いの申し込みが来ない、お見合いの申し込みをしても成立しないことから、異性と出会えない人にも掛け持ちが向いています。
別の結婚相談所で活動すれば、あなたからの申し込みにOKという人が現れるかもしれません。
もちろん、あなたがお相手に高望みしすぎていればどの結婚相談所でも、婚活がうまくいかない可能性がある点には注意しましょう。
関連:結婚相談所でうまくいかない人の特徴!婚活で出会えない原因と対策も徹底解説
結婚相談所のタイプ別!掛け持ちをするときにおすすめの組み合わせ方
結婚相談所は仲人型、データマッチング型、オンライン型の3種類があります。
結婚相談所を掛け持ちするのであれば、サポートの手厚い「仲人型」をメインに活動したうえで、「サブ」としてデータマッチング型もしくはオンライン型で婚活するとよいでしょう。
仲人型を2社掛け持ちすることもよいですが、初期費用が高額になるためお金に余裕がある人でなければ難しいかもしれません。
以下は、結婚相談所を掛け持ちしたときのイメージです。
仲人型 × 仲人型 |
データマッチング型 × 仲人型 |
オンライン型 × 仲人型 |
|
おすすめ度 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
費用 | 高 | 高~普通 | 普通 |
婚活に要する時間 | 長い | 長い | 短縮できる可能性あり |
オンライン型の特徴として、結婚相談所の支店がないことから店舗に足を運ぶ必要がありません。
さらに月会費や初期費用が1万円代のケースも多く、仲人型と掛け持ちをしてもそれほど大きな負担にならない可能性があります。
以下では、おすすめの各種結婚相談所を加盟グループとタイプで分類をしています。料金を考慮したうえで、自分に合う掛け持ちの組み合わせを見つけましょう。
結婚相談所の名称 | 結婚相談所のタイプ | 加盟グループ |
仲人型 | コネクトシップ | |
仲人型 | IBJ | |
仲人型 | IBJ | |
仲人型 | IBJ | |
仲人型 | IBJ | |
仲人型 ※プランによっては データマッチングのみ |
コネクトシップ | |
仲人型 ※プランによっては データマッチングのみ |
コネクトシップ | |
データマッチング型 | ー | |
オンライン型 | コネクトシップ | |
オンライン型 | コネクトシップ | |
オンライン型 | コネクトシップ |
結婚相談所の掛け持ちするときの注意点とは?
結婚相談所の掛け持ちでは、適切なサービス同士を組み合わせれば大きなメリットがあります。
しかし安易に掛け持ちをすると、費用だけが無駄になる可能性もあるため、2社目を入会するときは以下の点を注意しましょう。
結婚相談所が加入するグループ(連盟・協会)は異なるものを選択する
結婚相談所を掛け持ちをする場合、加入している連盟や協会が異なるサービスを選択することが重要です。
結婚相談所では、加入しているグループの会員を相互紹介することで、幅広い会員の紹介をサービスのひとつとしています。
そのため同じ連盟や協会の結婚相談所に登録しても、ほぼ同じ相手を紹介される可能性があります。
2社目以降は入会前に「掛け持ち」をすることを伝えておく
2社目の結婚相談所に入会するときは、すでに入会しているサービスが伝えておくとよいでしょう。
基本的には掛け持ちをNGとする結婚相談所はないものの、会社によっては掛け持ちがNG、いい顔をされない可能性があります。
スタッフと直接対面する必要がないオンライン型結婚相談所では、掛け持ちを申告する必要はないでしょう。
入会前に結婚相談所を掛け持ちしたときの料金をシミュレーションしておく
結婚相談所に入会するときは初期費用がかかり、月会費も2社分かかります。
「早く結婚をしたい!」と意気込むのはよいですが、初期費用と月会費を2社分支払えるのか、現実的な部分を考えておかなければなりません。
初期費用は10万円単位であり支払える・支払えないはわかるものの、月会費は毎月引き落としとなるため徐々に支払いが苦しくなる可能性があります。
少なくとも1年間は継続して2社分の月会費を支払えるのか、シミュレーションをしておきましょう。
結婚相談所は上手に掛け持ちをすれば出会いの幅が格段に増える!
- 結婚相談所の掛け持ちは「可能」(入会前に確認をすると確実)
- 掛け持ちができる人は、時間とお金に余裕があることが基本となる
- 毎月紹介してもらえる人数が増えれば、お見合いにつながる可能性が高い
結婚相談所を掛け持ちできるシステムであっても、婚活をするあなた自身が2社分婚活しなければ、費用が無駄になるだけです。
掛け持ちをするメリットはあるものの、1社に集中して婚活をするほうが、より効率よくお相手と出会える可能性もあります。
なぜ掛け持ちをしたいのか、金銭面に余裕があるのかをもう一度考えてみましょう。
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promarry編集部:Ayumi 結婚相談所・恋愛系ライター。アラサー世代。結婚したい女性の目線で記事を書いています。結婚相談所の取材も行います。