結婚相談所は仲人型やインターネット型などの多くの特徴を持った結婚相談所が存在しています。
結婚相談所に既に登録している方の中には、
「本当に自分に結婚相談所が合っているのかわからない」「もっといい結婚相談所はないのか」
と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合、いくつかの結婚相談所を掛け持ちして婚活することは可能なのでしょうか?
今回は結婚相談所の掛け持ちについてご紹介します。
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目次
結婚相談所を複数掛け持ちはしてもいいの?
結婚相談所の複数登録による掛け持ちは可能です。
結婚相談所の会員同士のマッチングの仕組みとして
・連盟や協会内の結婚相談所同士で会員を紹介
・自社内の会員だけを紹介
というのがほとんどです。
連盟も1つではなく、国内最大規模の日本結婚相談所連盟(IBJ)や良縁ネット、日本ブライダル連盟(BIU)など10社以上が存在し、各結婚相談所はそれぞれ1つの連盟に加入しています。
つまり、異なる連盟のお相手とマッチングする可能性はないため、むしろ結婚相談所の掛け持ち登録をすると出会う相手の幅が広がります。
この点のメリットをもう少し詳しく見ていきましょう。
結婚相談所の掛け持ちのメリット
結婚相談所の掛け持ち登録をすると、
・アドバイスや経験が増える
このようなメリットがあります。
出会える男性の幅が広がる
結婚相談所を掛け持ち登録する最大のメリットは、紹介されるはずのなかったお相手とマッチングする可能性があるということです。
ただし、自身が登録する結婚相談所の連盟が異なることが前提です。
アドバイスや経験が増える
結婚相談所によっては担当のアドバイザーが付き、成婚まで二人三脚で親身にアドバイスをしてもらえることがあります。
恋愛経験が少なく、異性との距離の縮め方に不安がある場合は、結婚相談所に複数入会することで多様なアドバイスを吸収できるチャンスです。
また、異性とお見合いをしたり話をする機会も増え、自身の結婚のイメージや相手に求めることが明確になり婚活がより進めやすくなるのもメリットの一つです。
結婚相談所の掛け持ちのデメリット
結婚相談所の複数入会は成婚を早めたり、希望によりマッチした相手と出会うことに大きく貢献します。
しかし、その反面金銭や体力的なデメリットがあることも確かです。
複数入会により費用がかさむ
結婚相談所の費用は一般的に下記の内訳がかかります。
・月会費
・成婚料
・違約金※
※違約金は結婚相談所の規定によっては支払う必要のない場合もあります。
仮に6か月で成婚退会をした場合、費用が安い結婚相談所でも
21万円となるとそれなりに高額な費用です。それを掛け持ちするとなるとその2倍、およそ40万の活動費がかかることになります。
婚活に割く時間が多くなる
結婚相談所を複数掛け持ちすると当然、活動の時間も倍になります。
一つの結婚相談所でお相手を探したりアドバイスを受けたり、お見合いなどの日程の調節して、もう一つの結婚相談所でも同じようにお相手を探す必要があります。
また、お見合いの時間自体は1時間程度が一般的ですが、基本的に休日の昼間にお見合いを行うことが多いです。
そのために出かける準備をしたり移動をしたりするとそれだけで1日が終わってしまいますよね。
結婚相談所を複数掛け持ちをするとそれなりの時間と労力を費やさなければいけません。
相手が増え戸惑うことも
結婚相談所を複数掛け持ちすることで出会える人が増えるメリットはあります。
しかし、たくさんのお相手のプロフィールを見たりお見合いをすることによって、会話の内容を忘れてしまったり情報がこんがらがってしまったりすることもあるでしょう。
多くの人との出会いがあることは大きなメリットですが、結婚相談所を複数掛け持ちをする場合は自分のキャパオーバーにならないように軸を決めて婚活をする必要があります。
結婚相談所の掛け持ちが向いている人
結婚相談所の掛け持ち入会にはメリットもデメリットもありますが、結婚相談所を複数入会することでより理想的な結婚へと進む人も中にはいます。
1年以内の早い結婚を目指している人
結婚相談所に複数入会をすることで出会る相手や、結婚相談所のサポートの幅が広がります。
また、婚活に充てる時間も増えているため、その結果、結婚へのチャンスが広がり早い成婚が実現可能となっています。
1つの結婚相談所では紹介してもらえる人数が月に限られているところもあるため、より多くのチャンスを狙いたい人には結婚相談所の掛け持ちはおすすめです。
空いている時間も婚活に充てたい人
仲人型の結婚相談所では、実際に店舗に出向いてカウンセラーやスタッフと相談をしながらスケジュールを立て、お見合い、仮交際に進むかどうか段階を踏んで決める必要があります。
インターネット型の結婚相談所は店舗に出向いたりカウンセラーやスタッフと打ち合わせをする必要はないため、仕事終わりや通勤時間などの隙間時間を利用して婚活を進められるメリットがあります。
平日はインターネット型の結婚相談所で活動をし、土日は仲人型結婚相談所で活動をすれば、空いている時間も婚活に充てることが可能です。
お見合いの機会があまりない人
結婚相談所で活動をしているのに、なかなかお見合いの申し込みが来ない、申し込みをしてもなかなか成立しないといったことで、お見合い自体の数が少ないという人もいます。
もしかすると、入会している結婚相談所の会員自体が少なかったり、希望する相手のスペックが合っていなかったりしてお見合いの機会を失っている可能性があります。
その場合は、別の結婚相談所にも入会することで相手の幅も増え、お見合いのチャンスは自ずと広がります。
結婚相談所の組み合わせのポイント
結婚相談所は仲人型、データマッチング型、インターネット型とそれぞれタイプがありますがそれぞれメリットデメリットがあります。
別のタイプの結婚相談所を掛け持ちすることでそのデメリットをカバーできるのも、結婚相談所の掛け持ちの良い面でもあります。
今入っている結婚相談所から乗り換えを検討していない場合は、別のタイプの結婚相談所の登録がよいでしょう。
結婚相談所のおすすめの組み合わせ方
結婚相談所の掛け持ちをする際は、種類を変えて組み合わせることをおすすめしました。
では、実際にどのような組み合わせが適していいるのでしょうか?
仲人型 |
データマッチング型 × 仲人型 |
インターネット型 × 仲人型 |
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費用 | ★ | ★★ | ★ |
成婚率 | ★★★ | ★★ | ★ |
時間の使い方 | ★ | ★★★ | ★★★ |
仲人型×仲人型
仲人型の結婚相談所は、人柄やフィーリングを重視したスタッフによる婚活が行われるため、データだけではわからないその人の魅力に第三者視点で気付けるのが特徴です。
そのため、その手厚いサポートから費用や時間を費やす必要はありますが、スタッフと二人三脚で行う婚活は成婚率が格段に上がります。
より早く、サポートを重視した婚活を望むのであれば仲人型×仲人型の結婚相談所の掛け持ち登録がおすすめです。
仲人型×データマッチング型
仲人型の結婚相談所とは違いデータマッチング型ではデータによるお相手の選定が重視されます。
スタッフによる選別が基本ですが、自らお相手を条件で探してお見合いすることも可能です。
また、データマッチング型結婚相談所が主催する婚活パーティーなど、会員同士が交流する機会もあるのも特徴です。
人柄とデータによる婚活で相手との相性を見たい場合には、仲人型×データマッチング型の結婚相談所の掛け持ち登録がおすすめです。
仲人型×インターネット型
インターネット型結婚相談所の場合、スタッフは介入せず完全に自分の手でお相手を探すところからお見合い、成婚まで進める必要があります。
しかし、仲人型と異なり店舗に出向いたりスタッフと打ち合わせをする必要がないため、スマホやパソコンがあればいつでもどこでもちょっとした婚活が進めることができるメリットがあります。
空いている時間を活用して自分でも婚活を積極的に進めたい場合には、仲人型×インターネット型の結婚相談所の掛け持ち登録がおすすめです。
結婚相談所の掛け持ちの注意点
結婚相談所の掛け持ちは種類を変えれば成婚に大きな効果を発揮しますが、その掛け持ち方法に注意しないと自らの首を絞めることにもなりかねません。
・掛け持つことを事前に伝える
・掛け持ちした際の費用を確認する
・婚活に充てる時間が確保できるか確認する
結婚相談所の連盟や協会は異なるものを
掛け持ちをする場合は連盟や協会がことなるものを選ぶことが一番重要です。
先にも説明したように、結婚相談所は同じ連盟や協会内の会員同士を相互紹介することで幅広い会員の紹介を可能としています。
そのため、同じ連盟や協会の結婚相談所に登録するとなると、場合によってはそれぞれの結婚相談所で同じ相手を紹介される可能性があります。
結婚相談所のタイプを変えたいのであればそこまで重要ではないかもしれませんが、連盟や協会は異なる結婚相談所を選ぶのが無難です。
掛け持つことを結婚相談所に事前に伝える
仲人型の結婚相談所でスタッフと密に婚活を進めている場合、掛け持ちをしていることを隠さずに伝えることで大きな信頼感を得たり、よりよいお相手を探そうと親身に動いたりしてもらえるはずです。
また、真剣交際に至った場合は同じ結婚相談所からの紹介はもちろん、他の異性とのお付き合いや紹介を受けることはマナー違反です。
もう一方の結婚相談所で条件のよい相手が見つかった場合、そのことをスタッフにしっかり伝えることで紹介をストップしてもらったり、あるいは休止をして会費の支払いを止めることも可能です。
掛け持ちした際の費用を確認する
結婚相談所は1つの入会でも20万程度、掛け持ちをするとなるとその倍かかることをお伝えしました。
入会時には入会金と、会費を2か月分支払うことも多く、初回の費用だけで10万以上かかることもあります。
現実的に継続が可能であるのかを計算しておきましょう。会費の滞納でせっかく入会したにも関わらず、活動ができないということは避けたいところです。
また、思いがけず早々に成婚になった場合はさらに成婚料、もう一方を退会する費用(違約金など)を支払う可能性もあります。
そうなった場合に支払うことができないと、パートナーによくない印象を持たれてしまう可能性もあります。
婚活に充てる時間が確保できるか確認する
掛け持ちする結婚相談所の組み合わせによりますが、もともと入会している場合はその倍の時間や労力を費やす必要があると考えておきましょう。
加えて、インターネット型結婚相談所は隙間時間を使えるメリットはありますが、登録したあとに自らお相手探しやお見合い(デート)を行わないといけません。
自分が無理せず、かといってせっかく登録したのであればしっかりと婚活ができる組み合わせを選ぶのも大切です。
結婚相談所は上手に掛け持ちするのがカギ!
結婚相談所の掛け持ちをすることでより効率的に、効果的な婚活が可能になります。
ただし、これらの注意点を意識して掛け持ちする結婚相談所を決める必要があります。
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結婚相談所の入会は1つと決まっているわけではありません。マッチングアプリや婚活パーティーなどと併せて使用している人も多くいます。
素敵な結婚に向けて活動ができることを祈っています。