結婚相談所で結婚したのはいいものの、もしその後にすぐ離婚してしまっては元も子もないですよね。
恋愛結婚とは違って結婚するのに高いお金を支払っているわけで、そのお金も無駄にしたくないし…。
最近はどんどん離婚率も上がって、3人に1人の夫婦は何かしらの原因で離婚してしまっています。
実際、結婚相談所の離婚率はどうなっているのでしょうか?
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結論からいうと、結婚相談所の離婚率は低いです。
日本仲人連盟の調査によると、結婚相談所で結婚した人の離婚率は、おおよそ10%。
日本の平均離婚率は35%程度となっていますので、比較するとかなり低いことになります。
目次
そもそも日本人の離婚理由って?
そもそも離婚のきっかけとはなんなのでしょうか?
離婚の調停を行う裁判所が出した調査によると、離婚原因は以下の5つが主。
2位:異性関係(不倫)
3位:モラハラ・金銭問題
4位:ドメスティックヴァイオレンス
5位:セックスレス
恋愛結婚だと結婚まではお互い情熱的に盛り上がります。
結婚してしばらくたち、お互いの恋愛への情熱が冷めた時に相手の悪いところが見えてきてしまう…ということなのでしょう。
価値観のあった人や、恋愛結婚とは違って現実的な目線で考えた人同士が結婚するという点で、結婚相談所の方が離婚率が低いのは頷けますよね。
結婚相談所で結婚した人の離婚率が低い理由

・結婚前提で入会している
・選択肢が多い
・アドバイスがもらえる
・冷静な判断ができる
・ギャップが少ない
上記で説明した通り、結婚相談所の離婚率はかなり低いです。
具体的にどうして結婚相談所で結婚した人の離婚率が低いのかについてここからはご紹介していきます。
理由1:結婚前提だから
最初から結婚を前提でお付き合いする事になるのも離婚率が低い理由の一つです。
何故なら、結婚を意識して付き合う事で、結婚の前にお互いの結婚感についてよく話したり、結婚に対する考え方を話す事ができるからです。
もし、お付き合いの段階でお互いに結婚に対する考えや理想像がかけ離れすぎていたら、結婚までは至らないですよね。
理由2:沢山の人から選べるから
結婚相談所を利用すると”結婚を意識した人”と沢山出会えるので、自分に合った好みの方とマッチングする事ができます。
通常の恋愛ではありえないのが、まず出会う前からお相手の年収や、趣味、出身地など、細かな情報まで知る事ができるので、なかなか自分とミスマッチングな人と出会う事も少ないのです。
さらに沢山出会う事で、より自分に合った異性の方とマッチングできるので、結婚した後にガッカリ・・という事が少ないのです。
理由3:客観的なアドバイスが貰えるから
結婚相談所を使うと離婚率が低くくなる理由の一つしてアドバイザーの客観的な意見が貰える事も大きく影響します。
お相手を自分だけで判断できない場合は、親身にサポートしてくれる専門のアドバイザーが客観的な意見をくれ、今までの傾向や性格的な部分も考慮しつつ、お互いに良い人をマッチングさせてくれるからです。
絶対良い人と結婚したい!と思えば思うほど、迷いが生まれてきたり、本当にこの人で良いのかな?といろんな事を考えてしまいます。
そんな時に客観的な意見がとても大切なのです。
理由4:冷静な判断ができるから
通常の恋愛だと「好き」という感情からお付き合いがスタートします。
それに対して結婚相談所の場合は、「この人と結婚したらどんな結婚生活が送れるか?」という結婚を思い浮かべながらお付き合いがスタートするので、感情的な勢いで結婚してしまう恋愛とは違うからです。
若い人のデキ婚などが離婚率がどうしても高くなってしまうのも、同じ理由ですね。
理由5:結婚後のギャップが少ない
結婚後のギャップが少ないのも、結婚相談所の離婚率が低い理由の一つです。
結婚後に離婚の理由として多い一つが、「思った人と違った」です。
大恋愛から勢いで結婚したのはいいものの、結婚後に性格の不一致や、結婚後に同棲を開始して日常の生活スタイルが全然違ったなど、とにかく結婚前と結婚後のギャップが大きくなればなるほど、離婚の原因となってしまいます。
そういった勢い結婚とは違い、結婚相談所を利用する事でそのようなギャップを大幅に少なくする事ができます。
結婚相談所で離婚することになった3つの理由
上記でもお伝えしてきましたが、結婚相談所から結婚をして離婚をしてしまう確率はデータ的に低いというだけでゼロではありません。
オフィシャルデータで10%。約1割の結婚相談所からのお見合い結婚で離婚をしています。
その離婚理由の大きな3つの要因とは一体何なのでしょうか。
1,迫りくる交際期限内の決断
結婚相談所の交際期間は3~6か月と短い期間が定められています。
そのため、いいなと思っても相手のことをじっくり知ろうとする前に、真剣交際や成婚までの決断が迫られてしまったりする状況が大きな理由と言えるでしょう。
また、自身の周りの結婚ラッシュ、出産ラッシュが続き、自分も早くしないと…!と結婚自体に焦ってしまうこともあります。
2,結婚後の豹変
交際期間では素敵な人だったはずが、入籍をしたとたんに豹変したという話も多少なくありません。
優しく温厚だったはずの彼が入籍後にモラハラ夫に変わった、急にケチくさくなった、彼女のお金遣いに驚いたなど、本来の性格が見えてしまった途端に拒絶反応、離婚というパターンが多いようです。
3,義両親関係
結婚相手のことをあまりよく知ることができていないのに、相手の両親について知れるはずがありません。
両家顔合わせではいい顔をしていても、のちに仕打ちが酷かったり…なんて話も耳にします。
結婚と同時に一生付きまとってくる義両親問題。
結婚相手が両親に逆らえない関係だったり、親の言うことは絶対!というタイプとはなかなか付き合っていくのが難しいでしょう。
また、自身の両親や家族を大切にしてくれない、という離婚理由もあります。
離婚率を下げる相手の選び方

・言動や行動をチェック
・お金や子供のことを話しておく
・家庭について知っておく
・婚前契約を結んでおく
もともとお互いの条件や希望を出したうえでお見合いが始めるわけですから、話が合ったり共通点が見つかったりしればするほど、プラス要素が働き相手の株が向上してしまいます。
しかし、プロフィールから見えてこない相手の人間性だったり、義理両親の人柄などは自身で確かめていく必要があります。
また、その相手と結婚を考えた場合、婚約前に結婚後のお金のこと、子供のこと、それぞれの両親のことなどよりリアルな部分を話しておく必要があります。
短い期間で結婚を決めるお見合い結婚の場合、結婚生活でのルールを書面で書き出す「婚前契約」を結んでおくこともおすすめです。
結婚相談所で結婚した人の離婚率まとめ
・結婚相談所で出会って離婚した人の割合は約1割 |
結婚相談所を利用した場合と通常の恋愛では大きく違ってきます。
そのため結婚後も離婚率が低く、仲のいい夫婦生活を送れる人が多いのです。
もちろん結婚相談所を利用した人でも離婚をしてしまう人が1割程度いる事は事実なので、これを多いとみるのか、少ないとみるかにもよります。
お見合い離婚をしないために、結婚に至るまでの短い期間をより濃厚でリアルなものにしていくとよいでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、もし結婚相談所が気になってる方は、大手の結婚相談所の資料を一括でもらう事もできるので、それぞれの特徴を資料で比べてみてくださいね。