結婚相談所には「お見合いから3ヶ月以内に相手と結婚する意思があるかどうかを明確にしなければならない」という3ヶ月ルールがあります。
全く知らない状態からスタートして3ヶ月以内にそんな大きな決断ができるのかと、不安になるかもしれません。
しかし、3カ月ルールを正しく理解し、向き合えば幸せな結婚へ近道となるでしょう。
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目次
多くの結婚相談所に共通する3ヶ月ルールとは?
3ヶ月以内に相手と結婚を前提とした交際をするか否かの
判断をしなければならないこと
多くの結婚相談所にはこの3ヶ月ルールというものが定められています。
遠距離や超多忙などの特殊な例を除いて、交際がスタートして3ヶ月以上経ったら「もう少し様子を見てから判断を……」というのは許されません。
3ヶ月を過ぎて、結婚を前提とした交際にステップアップしない場合は、交際自体が解消します。
結婚前提の関係になるか、ならないかのどちらかのみです。
お見合いから結婚を決めるまでの流れ
結婚相談所で婚活をした場合、お見合いから結婚を決めるまでの流れを紹介します。
大まかな手順はコチラ。
2.お見合いから交際へ
3.真剣交際の意思確認
4.プロポーズから婚約
5.結婚・入籍
1.お見合いを申し込む
異性会員のプロフィールを見て、気になる人へお見合いを申し込みます。
逆に、お見合いを申し込まれることもあるでしょう。
双方が会ってみたいと思ったのならば、仲人を通してその旨を伝え、日時や場所などを決めます。
2.お見合いから交際へ
お見合いをしたあと、双方が「また会いたい」となったら仲人を通じて連絡先の交換をし、そこから先は当人同士で話しを進めます。
結婚相談所ではこれを「交際」「仮交際」と呼ぶことが多いです。
そして、3ヶ月ルールはこの時点からカウントが開始されます。
まだ「お試し期間」の意味合いが強く結婚を前提とした関係ではないので、仮交際の時点ではほかの異性とお見合いをしたり同時進行をしたりすることが認められています。
しかし、仮交際中のキスやお家デート(お泊り)などはNGとしている結婚相談所が多く、最悪の場合退会となってしまう可能性もあるので要注意です。
3.真剣交際の意思を確認
真剣交際とは「本気で結婚を前提としたお付き合いをする」ことです。
真剣交際は他の人との同時進行が認められておらず、1人だけに決めなければなりません(違反した場合はペナルティを儲けられていることが多いです)。
仮交際がスタートしたら3か月以内にこの判断をしなければなりません。
真剣交際が決定したら新たにお見合いをしてはいけないのはもちろん、他の仮交際をしていた人、全てと仮交際終了をする必要があります。
真剣交際になる場合は、当人同士だけで意思確認をして決定するのではなく、結婚相談所に報告しなければなりません。
結婚相談所に報告をしない場合は結婚相談所の方から意思確認の連絡があります。
4.プロポーズして婚約
真剣交際でお互いの結婚の意思と相性を確認し合ったらプロポーズです。
女性は「男性からプロポーズして欲しい」と望んでいることが多いので、男性は結婚の意思が固まったら結婚相談所にタイミングや方法などを相談すると良いでしょう。
2人の記念に残るプロポーズのアドバイスがもらえます。
5.結婚へ
婚約が成立したら晴れて結婚です!
結婚相談所は「真剣交際の成立」「婚約」「家族の顔合わせが済んだ」などのタイミングで「成婚退会」になります。
3ヶ月ルールがある本当の目的とは?
人生における重要な決断である「結婚を前提にした真剣交際」をするかどうかを出会ってたった3ヶ月で決断しなければならない、と言うのは少し乱暴に感じる人もいるかもしれません。
しかし、3ヶ月ルールは
・紳士で誠実な気持ちで向き合うため
・結婚を後押しするため
これらのために必要なものなのです。
婚活は恋愛とは違うからこそ3ヶ月でも決断可能
婚活は文字通り結婚相手を探すためのものです。
恋愛からの結婚の場合は「この人は恋人募集中なのだろうか?どんな人がタイプなのかな?」からスタートしなければなりません。
そして交際をスタートしても結婚の意思の有無や年収などのデリケートなことは、かなり時間をかけて信頼関係を築かないと聞きにくいものです。
しかし婚活の場合では、
②聞きづらいが結婚に置いて重要なことがすぐにわかる
これらのことが時間をかけずに効率よくできるため、恋愛とは違い3ヵ月でも相手と結婚するか否かを決めることができるのです。
誠実な気持ちで交際ができる
期限が決められていないと結婚をする気があるかどうか確認できないまま、ズルズルと中途半端な付き合いになってしまうこともあります。
しかし、3ヶ月という期限があるからこそ、無責任な人に時間を浪費することなく「この人を知ろう」「自分のことを知って欲しい」という気持ちが積極的に湧いてもきます。
3ヶ月ルールがないマッチングアプリや婚活パーティーなどで婚活をし、交際をはじめた場合は注意をしなければなりません。
何年もズルズルと交際が続いたあげく、結婚に行きつかず年齢だけ重ねてしまったという人がかなりいます。
結婚へと気持ちを固めるのを後押しする
「この人と結婚をしよう」という決断はとても勇気がいります。
交際が成立していることで満足してしまったり、何か不安要素があったりすると「もう少しこのままでいいか」「もう少し時間をかけて」などと考えてしまいやすいものです。
そして、そのまま結婚への熱意を失ってしまったり、片方が痺れを切らして去っていってしまったりすることもよくあります。
3ヶ月ルールは「次のステップに進む」か「ゼロになるか」の二択で、「このままの状態」というフワフワした関係を許しません。
この厳しさは婚活に置いて、優しさでもあります。
期限を区切ることで心が定まり、結婚の後押しとなるのです。
3ヶ月ルールを経ていざ真剣交際!見極めポイントは?
結婚を前提とした真剣交際へ進むまでの仮交際の3ヶ月間。
真剣交際となるとやはり結婚が見えてくるので、中々失敗はできないと思っている方も多いのではないでしょうか。
①一緒にいて気を遣わないかどうか
②生活力があるか
③金銭感覚が合うか
④思いやりがあるか
⑤沈黙がつらいか
⑥プロフィールに載っていない面はどうか
仮交際の3ヶ月、素敵な真剣交際へと進むためにはこれらを意識して相手を見極めていきましょう。
一緒にいて気を遣わないかどうか
一番重要なポイントになります。
「安心できる」「楽」などの落ち着ける相手かどうかを、1日や半日会えるデートでしっかり確認しましょう。
ライフスタイルの違いなども後々重要になってくるので、普段どういう生活をしているのかさりげなく会話で聞けると良いですね。
生活力があるか
結婚を視野にいれて、となるとやはり生活力は必要不可欠です。
お互いが料理や家事が出来るかどうか、家庭を築いて生活していくのに安定した収入があるかどうか。
相手への想いももちろん大切ですが、「生活力」という現実的なポイントも見極めると安心して今後のお付き合いも進められます。
金銭感覚が合うかどうか
こちらも結婚を前提とした真剣交際では重要ですね。
金銭感覚が違うと、なにかと揉めてしまう原因になります。
3ヶ月間のデートで、自分と相手の金銭感覚をすり合わせて確認してみましょう。
思いやりがあるかどうか
結婚生活には大事な「思いやり」。
デートを重ね、相手が思いやりのある人は見極めましょう。
謝罪やお礼がしっかり言えたり、人の話を最後まで聞いてくれたりが判断できるポイントになりそうです。
沈黙が辛いと思うかどうか
デートでの会話で沈黙が気まずいと思ったことはありませんか?
出会って1・2回のデートでの沈黙は緊張などからくる気まずさだとわかりますが、3ヶ月の間それが続くようなら少し考えたほうがいいかもしれません。
会話はお互いの歩み寄りで成り立つ場合が多いですが、相性というのも大きく関わってきます。
無理せず話が盛り上がるかどうかというのも、真剣交際に繋がる重要な見極めポイントではないでしょうか。
プロフィールに記載されていないことの確認
結婚相談所のプロフィールに載っていないことも、さりげなく聞いて将来一緒に居る姿が想像できるかどうかも見極めポイントになります。
現実的な話で言うと、「借金やローンなどはあるか」や「家族への価値観」などは聞いておきたいですね。
少し聞きづらいかもしれませんが、真剣に交際を考えている相手にならきっと正直に教えてくれるはずです。
まとめ
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結婚相談所を利用して婚活をしようとする場合、「3ヶ月ルール」に衝撃を受ける人は少なくありません。
それまで全く面識が無かった人と3ヶ月で結婚を前提とした交際をするかどうかを決断しなければならないなんて無理がある!という気持ちを持つこともあるでしょう。
しかし、婚活での結婚は普通の恋愛とは歩む過程が違います。
そして結婚は重大な決断だからこそ、期限を区切ることで気持ちを決める後押しにもなるのです。
婚活では年を取ればとる程不利になりやすいので時間は非常に貴重です。
長く在籍していればその分、料金もかさんでしまいます。
3ヶ月ルールは貴重な時間とお金を無駄にせず、婚活をスムーズに進めるためにとても重要なものなのです。