結婚相談所に登録し、お互いにマッチングした後にある関門といえば「お見合い」。
結婚相談所のお見合いでは、一体どんなことをするのか気になりますよね。
また、お見合いの前段階でお見合い成立しないなどと悩むこともあるでしょう。
そこで、この記事では結婚相談所のお見合いについて徹底解説します。
お見合いの流れからマナー、注意点、会話のコツ、服装まで詳しく紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
関連:【女性編】成婚に繋がる結婚相談所のお見合いルール・マナーをご紹介
- 結婚相談所のお見合いの流れ
- お見合いの注意点
- お見合いを成功させるコツ
お見合いの基本的な流れ
お見合いとは、結婚相談所で知り合った人同士の顔合わせのこと。
紹介された二人同士が「この人と会ってみたい!」となったら、お見合い成立となります。
このお見合いでの印象を元に、仮交際に進むか、もしくは破談となりか決まります。
実際お見合いってどんなことするの?と気になる方のために簡単な流れを紹介します。
オンラインの結婚相談所でも仲介型の結婚相談所でも、一般的にお見合いの日程や場所については、コンシェルジュや仲人が調整してくれます。
①お見合いの会場へ
お見合いが行われる場所は、ホテルのラウンジなどでお茶するパターンが主。
いきなりディナーなどではないので安心してください。
遅刻は基本的に厳禁です。それだけでNG判定が出てしまうこともあります。
関連:結婚相談所のお見合い場所の選び方|待ち合わせから席の確保まで細かな部分も徹底解説
②(仲人さんがいる場合)進行に従い話す
仲人やコンシェルジュが同席する場合は、仲人が最初はリードしてくれますのでそれに従いましょう。
そうではない場合、最初から二人でのやりとりになりますので、ある程度会話することは考えておきましょう。(相手のプロフィールを元に考えましょう)
③二人で会話
お茶の時間の目安はだいたい1時間〜2時間程度をみておきましょう。
コーヒー代は基本的には男性が支払います。
④お見合い終了
お茶が終わったら、1週間以内に仮交際に進むかどうかをコンシェルジュに伝えます。
以上がお見合いのざっとした流れです。
お見合いで注意すべき点とは?
「人は見かけじゃない中身」と言われる一方で、残念ながら「人は見た目が9割」という言葉もあります。
さらに、第一印象で相手の印象を決めてしまう人は5割というデータもあります。
「そんな一瞬で相手の何がわかるの?」と思われるかもしれません。
しかし第一印象が悪いと、せっかくお見合いまでできたとしても次に繋がることがありません。
また第一印象で感じた違和感が、その後のお付き合いで払拭されるということは非常に珍しいです。
とはいえ、第一印象なんて変えようがない…と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
実は第一印象を決めるポイントは「会話や服装」などを努力すれば変えられる点ばかりなのです。
お見合い時にはずむ会話のコツ
何でもないような、でも気の利いた会話というのは二人の気持ちをぐっと引き付けてくれるものです。
会話の内容が重要であることはわかっていても、初対面の人と一体なにを話せばいいの?と戸惑っている人がほとんどでしょう。
ここでは、会話がはずむコツを紹介します。
- 相手の興味のある分野について膨らませる
- ポジティブな内容である
- 相手の話に興味を示す
OKな会話1.相手の興味のある分野について膨らませる
結婚相談所では、お見合いの前にあらかじめ相手のプロフィールを見ることができます。
興味のある分野についても、趣味や特技としてあらかじめ記載されているでしょう。
相手の興味のある分野を、会話に盛り込んではずむ会話にしない手はありません。
「テニスがお好きなんですね」
「実は私も学生時代にテニス部でした」
「テニスプレイヤーの○○選手が好きで…」
結婚相談所でせっかく用意されているプロフィールを、活用しない手はありません。
また、興味のある分野について話を振られることに嫌な気分になる人はいませんし、「ちゃんとプロフィールを見てくれているんだな」と信頼感を寄せてくれるでしょう。
OKな会話2.ポジティブな内容である
初対面での会話は、お互いに緊張しているものです。
あとで振り返ってみれば、「何を話したか覚えていない」ということは珍しくありません。
それでも、ネガティブな内容の会話というのは悪い意味で印象に残るものです。
当たり障りのない会話というわけではありませんが、内容はポジティブなものとなるようにしましょう。
天候が悪い場合…
「あまり暑くなくていいですね」
「お店が空いてるのでゆっくりできますね」
ポジティブな内容は共感を得やすいですし、穏やかな雰囲気になりやすいものです。
少し沈黙があったとしても居心地の悪いものではなく、すぐにまた次の会話へとつなげることができるのではないでしょうか。
OKな会話3.相手の話に興味を示す
結婚相談所を通してのお見合いだからといって、自分のことばかりを話すことはNGです。
特に女性は「自分のことをよく知ってもらいたい!」という欲求が強いものですが、自分のことばかりを話していると逆に相手から興味を持ってもらえなくなります。
会話は言葉のキャッチボールとよく言われています。
自分のことを話したら、相手にも話す時間を渡す…という順番をイメージしましょう。
相槌を打ちながら…
「それでどうなったんですか?」
「私も興味があります!」
「今度はあなたの番だから喋って」という姿勢では相手も話にくいですし、興味がない話だからといって聞いていない姿勢は相手にも伝わってしまいます。
話が進むうちに、意外な接点や相手の魅力を発見するということもあります。
お見合い時に避けたいNGな会話
次に、お見合い時に避けたいNGな会話例を紹介します。
- 相手の容姿
- 恋愛遍歴
- お金
NGな会話1.相手の容姿に関する話
相手の容姿に関する話はNGです。
「かっこいい、かわいい」といったポジティブにとらえられがちな一言でも、それはあくまでもあなたの主観にしかすぎません。
相手はどのように感じるでしょうか?
嬉しいと思う人もいるかもしれませんが、「顔だけが目的なの」と勘違いされかねません。
相手を褒めたいのであれば、服装や小物など間接的に褒めることがベターです。
NGな会話2.過去の恋愛遍歴
結婚相談所には「結婚したい!」と思った男女が集まっています。
そして、お見合いの予定を組んだ人は少なくとも相手に対して結婚を前提としたお付き合いを希望しています。
これから結婚をしようというときに、過去の恋愛遍歴は関係ありません。
「これまで何人と付き合ったの?」
「どんな人と付き合ってきたの?」
学生の恋愛話のような軽さを感じますし、そもそも恋愛相手を見つけるためのお見合いではありません。
NGな会話3.お金に関する話
結婚を前提とするお付き合いとなれば、当然お金のことは気になるものです。
結婚相談所では、あらかじめプロフィールから相手の年収を知ることができます。
プロフィールの内容をよく見てお見合いの約束をしたのですから、まずはお金の話は避けましょう。
初対面では深い話は避けて、あくまでも相手の雰囲気はどうかという部分に集中します。
お金の話は交際が決まってからでも遅くはありません。
お見合いで好印象な服装
会話とともにお見合いでの印象を左右するのが服装です。
お見合いの前に、あらかじめ結婚相談所でアドバイスをもらうことができます。
お見合いでの服装はフォーマルであればいいというものではありません。
お見合いに好印象な服装について見ていきます。
関連:結婚相談所に出向くときの服装はスーツ?お見合いで失敗しない服装の選び方も紹介
- 清潔感のある服
- TPOを考慮した服装
- 優しい雰囲気の服装
好印象な服装1.清潔感のある服装
清潔感のある服装は当たり前のことではありますが、実際には見逃されてしまうポイントです。
- クリーニングから時間が経っていないか
- お見合いの席で汚れやしわが付いていないか
服は着たら完了ではありません。
相手の目の前に出て、好印象を与えることができるか…までが勝負となります。
清潔感のある服装を保つために、常時確認していきましょう。
好印象な服装2.その場にあった服装
結婚相談所では、お見合いを行うお店が指定されている場合があります。
もちろん、お二人の待ち合わせしやすい場所が選ばれる場合もあるでしょう。
服装と待ち合わせ場所にどのような関係があるのか?と思われる方もいるかもしれません。
カジュアルなカフェとホテルのカフェでは、若干の差ではありますが雰囲気が違うものです。
男女ともに待ち合わせ場所が決まったら、お店の公式サイトを確認する程度で大丈夫ですので雰囲気を確認しましょう。
カジュアル過ぎてその場で浮いてしまったら、せっかくの服装が台無しになってしまいます。
好印象な服装3.優しい雰囲気の服装
結婚を前提としたお見合いでは、相手に「この人と家庭を築きたい」と思ってもらうことが大前提となります。
前述のお見合いを行う場所にもよりますが、男性の場合であればネクタイをしなくとも大丈夫なシャツを着るなど、少しプライベートであることを前に出したような服装がいいでしょう。
女性であれば、シフォンのワンピースなどいわゆる「ゆるふわ系」が優しい印象を作り出してくれます。
お見合いではNGな服装
次に、お見合いには適さないNGな服装の例を紹介します。
- かっちりとし過ぎた服装
- その場にふさわしくない服装
- 清潔感のない服装
NGな服装1.かっちりとし過ぎた服装
相手と結婚したいかどうか…、を見るお見合いの場で仕事をイメージさせるような服装は実はあまりいい印象を与えません。
仕事ができる人というのはかっこよく、ひいては高収入につながるイメージでもあります。
けれども、結婚というのは家庭と結びつくことが先ではないでしょうか。
男性女性ともに「優しそう」というのが優先であるようです。
ビジネスライクな服装は避けるようにしましょう。
NGな服装2.その場にふさわしくない服装
お見合いの場所は、結婚相談所から指定される場合もありますし、それなりにふさわしい場所が選ばれるものです。
自然と服装も、カジュアルよりは少し硬めになってしまうものですが、礼装までいかないように注意しましょう。
夏場であればクーラーが効いている会場がほとんどでしょう。
けれども、移動中に汗をかいてしまったらせっかくの服装も台無しになりかねません。
汗をかかないような服装や、こまめに汗を拭きとることも視野に入れることになります。
ハンカチなどの小物も忘れずに用意しましょう。
NGな服装3.清潔感のない服装
清潔感とは、クリーニングしたての洋服を着れば大丈夫というものではありません。
洋服そのものの汚れは絶対に避けたいものです。
加えて、ヘアスタイルやつま先などもしっかりチェックしていきましょう。
長めのヘアスタイルであれば、整髪料で整えたり、女性ではればゴムで結ぶと表情が明るく見えます。
爪が伸びていないかどうかも意外と見逃しがちです。
相手に見える部分は清潔に保っていきましょう。
お見合いにおすすめな服装【20・30・40代別】
お見合で好印象を持ってもらうためにも、自分の魅力を最大限に引き出してくれる服装で挑みたいものです。
どういった服装がしっくりくるか悩まないためにも、年代別にお見合いのおすすめコーディネートをご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
【20代】お見合いおすすめコーデ
×3~5cmヒールのペールカラーパンプス×きらっと輝くアクセサリー
パフスリーブ型の袖やフレアに広がる裾などのワンピースで、20代のフレッシュさをさりげなく演出してください。
秋や冬などの肌寒い時期は、同じくパステルカラーのカーディガンを1枚羽織るとよいですね。
男性はカジュアルになり過ぎないジャケットスタイルで爽やかさを出していきましょう。
20代のお見合いは「若々しさ」が大きなポイントになります。
あまり着飾ったりせず、ありのままで勝負しましょう。
【30代】お見合いおすすめコーデ
×ゆらゆらと揺れる華奢なアクセサリーの「エレガントスタイル」
ロングワンピースはタイトめのシルエットで、スッキリかつ落ち着いた雰囲気のある清楚感を出してください。
20代より少し大人な印象のある30代のお見合いコーデは、シンプルを意識することが大切です。
全体的にカラーの統一感があるアイテムでまとめ、センスが光るコーディネートにしましょう。
【40代】お見合いおすすめコーデ
×ゴールドの華奢なアクセサリー
マーメイドラインのロングスカートや肌触りの良いシフォン素材などのセットアップで、包容力溢れる大人の魅力を引き出しましょう。
夏場でも肌の露出のし過ぎはファッションマナーとしてあまり良くないと言われているので、袖は七分丈のものを選ぶなど肌の露出を抑えると上品で好印象になるでしょう。
男性は、落ち着いた大人の男性を意識させるために色使いを抑え、ジャケットなども、自分にあったジャストサイズのものだと若々しくみえる効果もあります。
かしこまりすぎて手の届かない存在にならないように、ブランド物だと一目でわかるような派手な柄などは避け、素材やワンポイントアイテムなどでさりげなく高級感を出すところがポイントです。
好印象を与えてお見合いをスムーズに進めよう
会話と服装は、初対面であるお見合いでは予想以上に大きな影響力を持ちます。
会話と服装のポイントをおさらいしましょう。
- 相手の興味のある分野について膨らませる
- ポジティブな内容である
- 相手の話に興味を示す駆け引きをする恋愛は苦手
- 清潔感がある
- TPOを意識する
- 柔らかい雰囲気に仕上げる
ですが、あまりこだわってしまうと、空回りしてしまいかねません。
まずは結婚相談所からのアドバイスを大切にしてください。
これまでの経験と実績から、結婚相談所ではお見合いでの的確なアドバイスをもらうことができます。
好印象を与える会話と服装で、お見合いをスムーズに進めていきましょう。
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