結婚相談所に登録すると、カウンセラーと言われる方と二人三脚で婚活を進めていくことになります。
一般的には、最初にカウンセリングしてくれた方が、そのまま継続してカウンセラーとなることがほとんどです。
しかし中には結婚相談所のカウンセラーと相性が良くない…という悩みを抱えている方も少なくありません。
最終的には自分で判断を下して婚活を進めていきますが、本当にカウンセラーとの相性は重要なのでしょうか?
今回は、「結婚相談所のカウンセラーとの相性がなぜ重要なのか?」や「相性が悪かった場合の対処法」について解説していきます。
結婚相談所に登録を考えている方や、現カウンセラーと相性が悪いと感じている方、円滑に婚活を進めていきたいと考えている方は必見です。
目次
結婚相談所のカウンセラーとの相性は大事?
結論から話してしまうと、結婚相談所においてカウンセラーとの相性はとっても重要なポイントです。
なぜなら結婚相談所のカウンセラーは、客観的にあなた自身を判断して適切なアドバイスをくれるパートナーだからです。
結婚相談所のカウンセラーは、あまたの人の婚活事情を把握し成婚へ導いてきた、いわば「婚活のプロ」です。
確かにカウンセラーがアドバイスすることが全てではありませんが、自分では気がつかなかった長所や短所を指摘してくれる身近な存在でもあります。
結婚相談所のカウンセラーの役割
ではカウンセラーの役割とは、一体何なのでしょうか?
簡単に説明すると、結婚相談所のカウンセラーには下記の役割があります。
・お互いの意思を確認して報告やアドバイスをする
・過去のケースや経験に基づき、客観的なアドバイスをする
会員同士のお見合いの設定をしたり、お互いの意思を確認して教えてくれたり、過去のケースや経験に基づいて客観的なアドバイスをするのが、カウンセラーの主な役割です。
会員同士の間に入って成婚まで導いてくれるので、カウンセラーとの相性は重要だというのが、何となく理解出来たのではないでしょうか?
下記では状況に応じて、カウンセラーが具体的にどんなサポートをしてくれるのか?を細かく解説していきます。
お見合いの設定
一般的な結婚相談所のカウンセラーは、まずあなたと相手のお見合いの場を設定します。
カウンセラーを通さなくても定期的に相手の紹介をして貰えますが、最初にカウンセラーと相談した内容に基づき、その人に合ったお見合いの相手を探して設定をするのが役割です。
結婚後の生活はどういったものにしたいのか?
といった具体的な理想をカウンセラーにあらかじめ伝えておくと、イメージに沿った相手を探してくれます。
より具体的な相談をしていた方が、相性が良い相手とのお見合いを設定してくれる確率も高くなります。
お互いが了承してお見合いに至れば、当日の服装や会話の内容についてもアドバイスして貰えるのは心強いですね。
お互いの意思を確認
結婚相談所を利用する方は、複数の相手と仮交際を行うことがほとんどです。
しかし仮交際中とはいえ、将来的に一緒になるかもしれない相手が、自分に対してどう思っているのか?は気になるものです。
その際、カウンセラーは相手の担当者と連携し、相手の意思を確認し、あなたに伝えてくれます。
今後の交際に関してのアドバイスを貰えたり、どういった価値観を持っているか?等も相手の担当者から聞き出してくれるので、より交際がスムーズにいく様にサポートしてくれます。
婚活をする身としても、相手が自分をどう思っているのか直ぐに分かるので、どんどん活用したいところです。
マッチングアプリなどではカウンセラーがつく事は殆ど無いので、こういった部分は結婚相談所の方が優れていると言えるでしょう。
客観的なアドバイス
また、あなたに客観的なアドバイスをするのも、カウンセラーの役割です。
カウンセラーの最終的な目標は「あなたに素敵な結婚生活」を送ってもらう事です。
ですので、時には厳しい指摘やアドバイスを貰う事もあります。
自分では気が付かない部分や、改善したほうが良い部分を客観的に指摘してもらえるのは、ある意味いい機会かもしれません。
カウンセラーから指摘された部分を改善出来れば、今とは違う新たな出会いのきっかけが生まれることにも繋がるかも。
婚活のプロならではの視点で、客観的で的確なアドバイスをするのもカウンセラーの役割です。
結婚相談所のカウンセラーとの相性が重要な理由
上記の解説で、結婚相談所のカウンセラーがどんな役割を持っているのか?というのは把握できたかと思います。
ではなぜ結婚相談所のカウンセラーとの相性は重要なのでしょうか?
カウンセラーも一人の人ですから、当然「相性が合うor合わない」という問題は、常に付きまとう事になります。
あるデータでは、カウンセラーとの相性次第で、成婚率に大きな違いが出てくるとも言われている様です。
下記では、項目別に何故カウンセラーとの相性が悪いと、どの様な影響があるのか?という部分について解説していきます。
お見合いが円滑に進むか決まる
端的に言うと、カウンセラーとの相性次第で、設定してくれたお見合いが円滑に進むかどうかが決まります。
「円滑に進むようにアドバイスしてくれるのが、カウンセラーの役割じゃないの?」
と思った方もいるかもしれませんが、カウンセラーとの相性が悪いと
「カウンセラーと自分との認識にズレが生じる」
と言う状況が頻繁に発生する原因になります。
相手もカウンセラー以前に一人の人間なので、ある程度は仕方がないかもしれません。
しかし、十分にカウンセラーと意思疎通が出来ていない状態だと、上記のようなミスマッチなお見合いになってしまうことが多いとの事。
そのためカウンセラーと頻繁に連絡を取り、結婚への具体的なイメージをを伝えたりするなどをして、カウンセラーとの関係を改善、または親密にしていく必要があります。
的確なアドバイスをもらえる
交際から成婚に至るまで適切なアドバイスをするのがカウンセラーの役割です。
しかしカウンセラーとの関係がうまく築けていないと、そのアドバイスの精度も少し下がってしまうことに。
カウンセラーとの関係値がうまく築けていれば、的確なアドバイスを都度もらえるばかりか、+αの情報なども教えて貰う事も出来きます。
特に相手方の担当者とも連絡を取り合い、 交際がスムーズに進むようにセッティングしてくれる仲人なので、カウンセラーとの相性や関係の構築はかなり重要です。
カウンセラーにとって一番やりにくい会員というのは、「相談を持ちかけてくれない人」だそうです。
遠慮してしまい、本当に困った時にしか連絡してくれない人には「どういう状況になっているのか?」が分かり辛いため、すぐに適切なアドバイスをすることが難しい様です。
カウンセラーから適切なアドバイスをもらうためには、普段から頻繁に連絡を取り合う必要があるでしょう。
楽しく婚活できる
適切なアドバイスを貰う事や、お見合いが円滑に進むかどうか?という事も重要ですが、それより重要なのは「あなたが楽しく婚活できるかどうか?」です。
結婚相談所の入会にあたり、決して安くない入会料や月額費等を払うことになりますが、入会した後に楽しく婚活できるかどうかで、その「満足度」に違いが出ます。
人は良くも悪くも「感情」の生き物です。
例えば同じ10万円の買い物をするとして、「ワクワクしながら払うor嫌々払う」のでは、買った後の気持ちに大きな差が出ませんか?
確かに婚活をする目的としては成婚という「結果」が第一優先ですが、そこに至るまでの過程も重要です。
カウンセラーとの相性が悪いと、素敵な相手を見つけるための婚活も「行くたびに正論を言われる鬱陶しい活動」に感じてしまうかもしれません。
逆にあなたとカウンセラーとの関係がきちんと築けているなら、カウンセラーのアドバイスも素直に受け入れることができ、 未来を拓くことも可能です。
楽しく婚活できるかどうかという部分も、カウンセラーとの相性で左右されます。
結婚相談所のカウンセラーと相性が悪かった時の対処法
ほとんどの問題は、カウンセラーとこまめにやり取りをすることで、改善することが出来るはずです。
ただし、中には「どうしてもカウンセラーと相性が合わない」とお悩みの方もいるかもしれませんね。
結局は人同士の価値観や人間性に関わる部分の問題なので、100%改善するのは不可能です。
下記では「どうしてもカウンセラーと相性が合わない」という場合の具体的な対処法を解説しています。
改善してもらうようにお願いする
手っ取り早く改善したいのであれば、カウンセラーに改善して貰う様にお願いしてみましょう。
と言っても、本人に直接改善して欲しい旨を伝えるわけではありません。
直接だと言いにくい事が多いので、その場合は他の担当者を介して改善してほしい旨を伝えてあげるやり方がベストです。
営業スキルのひとつに、「マイフレンド・ジョン」と言うテクニックがあります。
これは、本人に直接言われるより「第三者から間接的に」伝えられた方が、言われた側はすんなり納得するという心理を利用したテクニックです。
実際に伝えて貰う別の担当者には「●●(あなた)さんが改善して欲しいと言っていたよ」ではなく、「●●(あなた)さんが~~の様な雰囲気を出していたから、▲▲の方が●●(あなた)さんにとっては良いんじゃない?」とニュアンスを変えて伝えて貰いましょう。
他人を介す事で、直接伝えるより随分と精神的に楽なことは間違いありません。
言われた本人もすんなり納得してしまう事が多く、殆どの場合はこのやり方で解決できるのでオススメです。
カウンセラーを変えてもらう
しかし経験豊富なカウンセラーの中には、自分のアドバイスに自信を持っている方も多く、なかなか改善が見られないケースも見られます。
その他、「どうしても人間的な部分でそりが合わない」と感じることが多いのであれば、いっそのこと「カウンセラーを変更する」という手段も考える必要があります。
人は良くも悪くも、過去の経験を基に判断しています。
長年その業界に従事しているカウンセラーの中には、正しいと思っている意見を、半ば押し付けてくる人もいるでしょう。
ですので、どうしてもカウンセラーとそりが合わなかったり、改善が見られない場合は、担当者を変更して貰うのも一つの手です。
ただし、そのカウンセラーとの関係値がまだ浅い状態であれば、安易に担当者を変更するより、まずは自分から関係改善を図ってみると良いでしょう。
あくまでも担当者変更は「最終手段」だという事を頭に入れておきましょう。
【まとめ】結婚相談所のカウンセラーと相性が悪かった時の対処法
今回は結婚相談所のカウンセラーとの相性の重要性や、相性が悪かった時の対処法を解説してみました。
要点をまとめてみます。
・相性次第でお見合いが円滑に進んだり、的確なアドバイスを貰いやすくなる
・自ら積極的にカウンセラーに相談を持ちかける
・改善してほしい旨は、他人を介して伝えて貰う
・どうしても反りが合わない場合は、カウンセラーを変更して貰う
カウンセラーとの相性はかなり重要だという事が理解出来たと思います。
カウンセラーと相性が良いと、お見合いが円滑に進むかどうかや、適切なアドバイスが貰えるかどうかに影響します。
カウンセラーにとって、積極的に相談を持ちかけてくれた人の方がアドバイスしやすく、たまにしか連絡してこない人には「適切なアドバイスがし難い」という傾向がありました。
その為、カウンセラーとの相性を上げるためにも、マメに連絡を取り合って頻繁に意思疎通を図りたいところです。
ただし、どうしても反りが合わない場合はカウンセラーの変更や、改善してほしい旨を間接的に伝える等の手段を取りましょう。
これらのことを踏まえ、心の底から婚活を楽しみ、あなたにとって最高の出会いを見つけられると良いですね!