結婚相談所に登録すると、異性を紹介してくれたり相談に乗ってくれたりする「カウンセラー」と二人三脚で婚活を進めます。
一般的には、最初にカウンセリングしてくれた方が、そのまま継続してカウンセラーとなることがほとんどです。
中には、結婚相談所のカウンセラーと相性がよくない…という悩みを抱えている方も少なくありません。
最終的には自分で判断を下して婚活を進めていきますが、本当にカウンセラーとの相性は重要なのでしょうか?
今回は、「結婚相談所のカウンセラーとの相性がなぜ重要なのか?」や「相性が悪かった場合の対処法」について解説します。
結婚相談所に登録を考えている方や、現カウンセラーと相性が悪いと感じている方、円滑に婚活を進めていきたいと考えている方は必見です。
目次
結婚相談所のカウンセラーとの相性は大事?
結婚相談所においてカウンセラーとの相性は、とても重要なポイントです。
結婚相談所のカウンセラーは、客観的にあなた自身を判断して適切なアドバイスをくれるパートナーだからです。
結婚相談所のカウンセラーは、あまたの人の婚活事情を把握し成婚へ導いてきた、いわば「婚活のプロ」です。
カウンセラーによるアドバイスがすべてではありませんが、自分では気がつかなかった長所や短所を指摘してくれる身近な存在でもあります。
結婚相談所のカウンセラーの3つの役割
カウンセラーの役割とは、一体何なのでしょうか?
会員同士のお見合いの設定、お互いの意思を確認、過去のケースや経験に基づいた客観的なアドバイスなどが、カウンセラーの主な役割です。
お見合いの設定
一般的な結婚相談所のカウンセラーは、まずあなたと相手のお見合いの場を設定します。
カウンセラーを通さなくても定期的に相手の紹介をしてもらえますが、最初にカウンセラーと相談した内容に基づき、その人に合ったお見合いの相手を探して設定をするのが役割です。
- 自分がどのような相手を望んでいるのか?
- 結婚後の生活はどういったものにしたいのか?
といった具体的な理想をカウンセラーにあらかじめ伝えておくと、イメージに沿った相手を探してくれます。
より具体的な相談をしていた方が、相性がよい相手とのお見合いを設定してくれる確率も高くなります。
お互いが了承してお見合いに至れば、当日の服装や会話の内容についてもアドバイスしてもらえるのは心強いですね。
お互いの意思を確認
結婚相談所を利用する方は、複数の相手と仮交際を行うことがほとんどです。
仮交際中とはいえ、将来的に一緒になるかもしれない相手が、自分に対してどう思っているのか?は気になるものです。
その際、カウンセラーは相手の担当者と連携し、相手の意思を確認し、あなたに伝えてくれます。
今後の交際に関してのアドバイスやお互いの価値観を、相手の担当者から聞き出してくれるので、より交際がスムーズにいくようサポートしてくれます。
婚活をする身としても、相手が自分をどう思っているのかすぐに分かるので、どんどん活用したいところです。
マッチングアプリなどではカウンセラーはつかないため、このような部分は結婚相談所の方が優れています。
客観的なアドバイス
また、あなたに客観的なアドバイスをすることも、カウンセラーの役割です。
カウンセラーの最終的な目標は「あなたに素敵な結婚生活」を送ってもらうことです。
そのためので、ときには厳しい指摘やアドバイスをもらうこともあります。
自分では気が付かない部分や、改善したほうがよい部分を客観的に指摘してもらえるのはいい機会です。
カウンセラーから指摘された部分を改善できれば、今とは違う新たな出会いのきっかけも生まれます。
婚活のプロならではの視点で、客観的で的確なアドバイスをするのもカウンセラーの役割です。
結婚相談所はカウンセラーとの相性が重要な理由3つ
結婚相談所のカウンセラーとの相性は、なぜ重要視されるのでしょうか?
カウンセラーも一人の人ですから「相性が合う・合わない」という問題は、常に付きまといます。
あるデータでは、カウンセラーとの相性次第で、成婚率に大きな違いが出ることも少なくありません。
お見合いが円滑に進むか決まる
カウンセラーとの相性次第で、設定してくれたお見合いが円滑に進むかどうかが決まります。
「円滑に進むようにアドバイスしてくれるのが、カウンセラーの役割じゃないの?」
と思うかもしれませんが、カウンセラーとの相性が悪いと
- 自分に合った人を紹介してくれない
- カウンセラーと自分との認識にズレが生じる
というトラブルになりかねません。
相手もカウンセラー以前に一人の人間なので、ある程度は仕方がないものです。
しかし、十分にカウンセラーと意思疎通ができなければ、ミスマッチなお見合いになってしまいます。
そのためカウンセラーとほどよく連絡を取り、結婚への具体的なイメージを伝えて、カウンセラーとの関係を改善しましょう。
的確なアドバイスをもらえる
カウンセラーの役割は、交際から成婚に至るまで適切なアドバイスをすることです。
カウンセラーとの関係がうまく築けなければ、アドバイスの精度も少し下がってしまいます。
相性のよいカウンセラーとよい関係が築ければ、、的確なアドバイスはもちろん、プラスアルファの情報なども教えてもらえるでしょう。
交際がスムーズに進むようにセッティングしてくれる仲人なので、カウンセラーとの相性や関係の構築は非常に重要です。
カウンセラーにとって一番やりにくい会員というのは、「相談を持ちかけてくれない人」です。
遠慮してしまい、本当に困った時にしか連絡してくれない人には「どういう状況になっているのか?」が分かりづらいため、適切なアドバイスができません。
カウンセラーから適切なアドバイスをもらうためには、普段からこまめに連絡を取り合いましょう。
楽しく婚活できる
適切なアドバイスをもらうことや、お見合いが円滑に進むかどうかも重要ですが「あなたが楽しく婚活できるかどうか」です。
結婚相談所の入会にあたり、決して安くない入会料や月額費等を払いますが、入会した後に楽しく婚活できるかどうかで、その「満足度」に違いが出ます。
たとえば10万円の買い物をするとして「ワクワクしながら払う・嫌々払う」のでは、買った後の気持ちに大きな差が出るはずです。
確かに婚活をする目的としては成婚という「結果」が第一ですが、そこに至るまでの過程も重要です。
カウンセラーとの相性が悪いと、素敵な相手を見つけるための婚活も「行くたびに正論を言われる鬱陶しい活動」に感じてしまうかもしれません。
逆にあなたとカウンセラーとの関係がきちんと築けているなら、カウンセラーのアドバイスも素直に受け入れることができ、 未来を拓くことも可能です。
楽しく婚活できるかどうかという部分も、カウンセラーとの相性で左右されます。
結婚相談所のカウンセラーが合わないと感じた場合の3つの対処法
ほとんどの問題は、カウンセラーとこまめにやり取りをすることで、改善できます。
しかし「どうしてもカウンセラーと相性が合わない」と悩む人もいるでしょう。
結局は人同士の価値観や人間性に関わる部分の問題なので、100%改善するのは不可能です。
下記では「どうしてもカウンセラーと相性が合わない」という場合の具体的な対処法を解説しています。
改善してもらうようにお願いする
手っ取り早く改善したいのであれば、カウンセラーに改善してもらうようお願いしてみましょう。
とはいえ、本人に直接改善してほしいと伝えるわけではありません。
直接だといいにくいため、ほかの担当者を介して改善の旨を伝えてみてください。
営業スキルのひとつに「マイフレンド・ジョン」というテクニックがあります。
これは、本人に直接言われるより「第三者から間接的に」伝えられた方が、言われた側はすんなり納得するというテクニックです。
実際に伝えてもらう別の担当者には「●●(あなた)さんが改善して欲しいと言っていたよ」ではなく、「●●(あなた)さんが~~のような雰囲気を出していたから、▲▲の方が●●(あなた)さんにとってはよいんじゃない?」とニュアンスを変えて伝えてもらいましょう。
他人を介すことで、直接伝えるより随分と精神的に楽なことは間違いありません。
言われた本人もすんなり納得してしまうことが多く、ほとんどの場合このやり方で解決できるでしょう。
カウンセラーを変えてもらう
経験豊富なカウンセラーは、自分のアドバイスに自信を持っている方も多く、なかなか改善が見られないケースも見られます。
「どうしても人間的な部分でそりが合わない」と感じることが多いのであれば、いっそのこと「カウンセラーを変更する」という手段も考える必要があります。
人はよくも悪くも、過去の経験を基に判断しています。
長年その業界に従事しているカウンセラーの中には、正しいと思っている意見を、半ば押し付けてくる人もいるでしょう。
そのため、どうしてもカウンセラーとそりが合わない、改善が見られない場合は、担当者を変更してもらうのも一つの手です。
ただし、そのカウンセラーとの関係値がまだ浅い状態であれば、安易に担当者を変更するより、まずは自分から関係改善を図ってみてください。
あくまでも担当者変更は「最終手段」だという事を頭に入れておきましょう。
結婚相談所を変える
カウンセラーに改善の旨を伝えても、担当を変えてもらってもよい影響が感じられないときは、結婚相談所そのものを変えてしまうこともひとつの手段です。
「素敵な相手を見つけて幸せな成婚退会をしてほしい」ことはカウンセラーであれば誰しも思うことであり、結婚相談所の基本的な方針です。
しかし、どういう風に婚活をするか、相手を紹介するかは、結婚相談所ごとにルールや方針が異なるため、カウンセラーを変えてもしっくりこないケースもあります。
このようなときは、思い切って結婚相談所を変えてしまったほうが、ストレスなく婚活ができるでしょう。
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カウンセラーの質がよいおすすめの結婚相談所3選
では、質のよいカウンセラーが揃う結婚相談所はどこなのでしょうか?
カウンセラーの評判が高いことに加え、成婚率の高さや費用面などでもメリットのある、3つの結婚相談所を紹介します。
IBJメンバーズ
特徴 | ・約95%が3ヶ月以内にお見合い ・ハイスペックな男性会員が多い |
初期費用 | 252,400円~ |
月会費 | 17,050円~ |
会員数 | 約87,000人 |
成婚率 | 54.5% |
運営会社 | 株式会社IBJ |
IBJメンバーズは、国内最大手の連盟「日本結婚相談所連盟」が運営しており、結婚をしたい男女に人気の結婚相談所です。
男性会員は、大卒以上・年収600万以上の高学歴高収入のハイスペックな会員が揃っているため、安定志向な女性や将来に不安を抱えたくない女性から注目を集めています。
成婚料は必要ですが、ほかの結婚相談所より手厚いサポートが受けられること、ハイスペックな男性と出会いやすいという大きなメリットがあります。
パートナーエージェント
特徴 | ・成婚者の3人に2人が1年以内成婚 ・コンシェルジュによる手厚いサポート |
登録料 | 33,000円 |
初期費用 | 77,000円~ |
月会費 | 16,500円~ |
会員数 | 約94,000人 |
1年以内の成婚率 | 93.1% |
運営会社 | タメニー株式会社 |
成婚コンシェルジュと呼ばれるカウンセラーによって、27.0%という高い成婚率を上げているのがパートナーエージェントです。
コンシェルジュ同士で男女それぞれの会員の相性をチェックしているため、お互いにとって理想の相手に出会えるシステムも構築されています。
もちろんコンシェルジュはひとりひとりの質が高く、自分のアピールポイントが見つけられない人、理想の相手がわからない女性でも、安心して婚活が進められます。
サンマリエ
特徴 | ・プロ仲人に婚活の相談し放題 ・スタンダードプラン入会で、婚活カレッジの受講が無料 |
初期費用 | 103,400円~ |
月会費 | 16,500円~ |
会員数 | 約86,000人 |
1年以内の成婚率 | 76% |
運営会社 | 株式会社サンマリエ |
サンマリエのカウンセラーは、ハンドメイドでの紹介に力を注いでいる結婚相談所です。
プロ仲人だからこそわかる、男女の相性やデータをもとに紹介しているため、とてもスピーディーにお見合いまでたどり着けるでしょう。
また、他社にはないマリカレ(成婚力を高めるためのコンテンツやセミナー)を開催しているため、より成婚に近付けるためのアドバイスが受けられます。
【まとめ】結婚相談所のカウンセラーと相性が悪かった時の対処法
- 相性次第でお見合いが円滑に進められる
- 的確なアドバイスをもらいやすくなる
- 積極的にカウンセラーに相談できる
- 改善してほしいときは他人を介して伝える
- どうしても反りが合わない場合は、カウンセラーを変更してもらう
カウンセラーにとって、積極的に相談を持ちかけてくれる人の方がアドバイスしやすく、たまにしか連絡してこない人には「適切なアドバイスがしづらい」という傾向がありました。
基本的にカウンセラーは、相談に乗ってくれるよきパートナーですが、どうしてもというときは改善していくことが重要です。
これらのことを踏まえ、心の底から婚活を楽しみながら最高の出会いを見つけましょう。