「モラハラ」という言葉をご存じでしょうか。
倫理や道徳に反して相手に嫌がる行為をすることを指すモラハラ。
婚活中にこのモラハラ被害に遭う女性が急増しています。
このページでは、婚活の場でモラハラする男性の特徴や見抜き方、万が一被害に遭った際の対処法を紹介します。
最後まで読んで、結婚したあとで後悔しないようモラハラの悩みを解消し安心して婚活を進めましょう。
目次
「モラハラ」ってどんなもの?
「モラハラ」はモラルハラスメントの略語です。
精神的DV(ドメスティックバイオレンス)とも言われ、表面化しづらいのが特徴。
暴力や浮気などとは違い直接的な攻撃ではなく
- 陰湿な嫌がらせをする
- 暴言を吐く
- 無視する
- 過度な束縛をする
といったジワジワと精神的に追い詰めてくる行為となります。
「自分が悪かったのかな?」とモラハラされていることに気付かない女性も多くいます。
また、周囲に気付かれることなく深刻化してしまうのもモラハラの怖いところ。
心を踏みにじられてしまうことで、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまったり、トラウマとして後の生活に支障をきたす恐れもあります。
違和感には要注意!婚活の場でのモラハラ事情
モラハラは、セクハラやパワハラなどのハラスメントの1種。
前述したように、精神的な問題であり、なかなか表面化しづらいです。
本当に婚活の場でモラハラに悩む女性はいるのか、Twitterで探してみました。
「婚活 モラハラ」で検索すると、モラハラ男性と出会った実体験がたくさんヒットしました。


婚活女ご所望の女の扱いが上手なハイスペックイケメンと結婚した友人は浮気&モラハラで離婚寸前、婚活女が毛嫌いする『悪い人ではないんだけど…』系の素朴な男性と結婚した友人はずっと心穏やかにほのぼのと暮らしているのを見ると結婚相手を見極める力がいかに重要かをひしひしと感じる
引用:X
女性 女子の日常の愚痴さん

前の元カレは、とてもモラハラ気味でそれが原因で別れました。なんかすごく睨んでくるし、急にキレて物に当たったり、大きな音を出してびっくりさせようとしたりする人でした。別れるときも必死。次は優しい人がいいなあ。
引用:X
女性 芽衣ちゃん❀婚活はじめましたさん
紹介したもの以外でも、結婚後に旦那さんからのモラハラで悩んでいる女性の声などもありました。
ここから、婚活でモラハラに悩んでいる女性がいかに多く、また結婚後もトラブルになりかねない重要な問題であることがわかります。
あなたも、いつモラハラに悩まされるかわからないので、今からしっかり対策をしていきましょう。
婚活中でも分かるモラハラの兆候がある男性の特徴
では、どのような男性がモラハラをする傾向にあるのでしょうか。
モラハラの兆候がある男性の特徴を4つ紹介します。
他人を見下す癖がある
他人を見下す癖がある男性は、モラハラする危険性があります。
他人を見下しがちな人は、常に自分の方が優位であると考え、自分の思い通りになることが当たり前だと考えているからです。
なので少しでも自分の思い通りにいかないと、それを他人のせいにし、結果として愚痴が増えます。
「あいつは仕事ができない」「俺がやればすぐに終わるのに」などの愚痴はどう考えてもモラハラであり、他人を下に見ている証拠です。
会話の中で、誰かを見下し自分を上げる話題が出てきたら要注意です。
我が強い
我が強い男性も、モラハラに注意が必要です。
我が強い男性は、言い換えると「自己中心的な男性」とも言えます。
我が強く自己中心的な男性は、文字通り世界は自分中心に回っていると考えます。
自分の考えは必ず実現すべきだと考え、うまくいかないようならすぐ感情的になりがち。結果として、相手を傷つけるモラハラ発言をしてしまいます。
我が強い男性の難しい所は、自分の価値観が固まっているため、周りの意見を聴く耳を持たないこと。
いくら周囲の人がモラハラを指摘しても、自分が正しいと思っているので、改善の見込みは薄いです。
改善するにはものすごい努力が必要なので、婚活のお見合いの時点でその兆候が見られたらそこで関係を切るのがおすすめです。
劣等感が強い
自分に自信がなく劣等感が強いのも、モラハラの兆候の1つです。
小さな頃から劣等感を抱きながら成長してきたケースが多く、自分への評価が低い自己肯定感の低さも特徴的。
自分への自信のなさを隠すために、他の人に攻撃的な姿勢を取り、結果的にモラハラの加害者になります。
他人を見下す癖があるのも、自分の劣等感を隠すためです。
人一倍負けん気が強かったり、逆に打たれ弱い姿を見かけたら、この兆候を疑いましょう。
世間体を気にする
モラハラ加害者は、世間体をとても気にします。
周囲からどのように見られているかが行動の基準になり、行動を自分で制限しがち。
周囲の人から「いい人」と思われたいがために外面を気にしますが、特定の人には本性を出しモラハラ行為を行います。モラハラが表立って問題になりにくいのはこのためです。
これに関連し、「性格に裏表がある」「感情の起伏が激しい」などの特徴も危険です。
相手にしている男性の言動が、本性で行っているものなのかを注意深く観察する必要があります。
婚活中のモラハラ男性の見抜き方
モラハラの加害者になる可能性がある男性の特徴を理解してもらったところで。
婚活でのお見合い中に、相手がモラハラ男性なのかどうかの見抜き方を紹介します。
人との接し方をチェックする
まずやるべきなのが、人との接し方をチェックすることです。
モラハラの加害者の特徴に、「世間体を気にする」という点がありました。あなたにはいい顔をするかもしれませんが、他の人にはきつく当たっている可能性があるので、それを確認します。
簡単なのは、店員さんへの態度です。
店員さんへの態度が悪い男性をよく見かけますが、その人は危険です。店を出た後に、「あそこの店の店員、接客態度が最悪だったよね」と他人の悪口を言ってボロを出す可能性もあります。
店員だけでなく、横を歩いている歩行者や運転中の他の車などへの態度も参考になります。
お見合い中でも意外と他人への態度をチェックする機会はあるので、見逃さぬよう注意深く観察しましょう。
たくさん話をしてもらい価値観を確認する
会話の中から、モラハラ加害者の特徴がないかを確認するのも有効です。
ポイントは、相手の恋愛や人間関係の価値観を聞き出すこと。
恋愛や人間関係に関する話は、相手の人間性や価値観が顕著に出ます。なので、相手にモラハラ加害者になりうる特徴があった場合、すぐに見抜くことができます。
いきなり恋愛や人間関係に関する深い話を質問すると、相手に警戒されてしまう可能性があります。
おすすめは、自分からそれらの話をすること。「返報性の原理」と呼ばれるものがあり、人は相手から何かをしてもらったとき、お返しをしなければと感じます。
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。
引用:Wikipedia
これを利用すれば、あなた自身のことを知ってもらえますし、相手の深い話を引き出して見抜くヒントになるので一石二鳥。
あなたから自分の価値観を相手に話し、相手の価値観を聞き出しましょう。
元カノと別れた理由を聞く
価値観を聞き出す際、特に別れた元カノに関する話に注目しましょう。
元カノとの話には、モラハラの加害者の特徴に該当するヒントがよく見つかるからです。
特に、なぜ元カノと別れたのかその理由を聞き出すべき。
「俺は悪くないんだけど、急に冷めたと言われて別れた」例えば、こんな風に言う男は危険です。なぜなら、自分の悪い所を自覚できておらず、相対的に元カノを悪者にし見下しているから。
「俺が彼女のことを理解できなかったから、俺がすべて悪い。」こんなセリフも要注意。あなたへの見え方を気にしての発言である可能性があり、こういった男性は世間体を気にして取り繕うのがうまいです。
先ほど紹介した特徴と照らし合わせ、元カノと別れた理由にその特徴が遠回しにでも感じるようなら注意が必要です。
婚活中にモラハラを受けた場合の対処法
ここまで紹介してきたことを理解していれば、モラハラの被害者になる可能性は低いです。
とは言え、完璧に予防するのは簡単ではありません。
万が一婚活中にモラハラを受けた場合に備え、その適切な対処法を紹介します。
すぐに関係を切る
一番最初に考えるべきは、すぐに関係を切ること。
相手に同情したり、なんとか改善してあげようとする人がいますが、おすすめしません。
特徴を見てわかると思いますが、加害者は自分がモラハラしているとは全く思っていません。気付かせてあげようと思っても、反発され余計に被害が拡大するだけ。
付き合っている段階の人やまだ付き合っていない人は改善の見込みが薄いことを理解し、早めに関係を切るべきです。
婚活で、あなたが努力すべきはそこではありません。
もっとあなたにふさわしい人はいるはずなので、心を鬼にしてその人と連絡を取るのはやめましょう。
遠回しに指摘し気付かせる
おすすめはしませんが、どうしても改善の手助けをしたい場合、遠回しに指摘し気付かせてあげましょう。
直接モラハラしていることを伝えても、感情的になり余計にひどくなるだけです。
嫌な気持ちにさせられていることを遠回しに伝え、改善しない場合は関係を切ることも辞さない姿勢を示しましょう。
このとき、共通する知人に協力を頼めるようなら依頼してみましょう。
相手が信頼する人に間に入ってもらい、事実を客観的に評価してもらうことで、気持ちを整理し自分の改善点を自覚するきっかけにできます。
もちろん間に入ってもらう知人にも、なるべく相手の自尊心を傷つけぬよう遠回しに伝えてもらいましょう。
必ず改善するとは限りませんし、膨大な時間がかかる覚悟が必要です。相手にあなたへの想いがあれば、少しずつ効果を感じられる可能性があります。
モラハラには適切に対処し安心して婚活しよう
以上が、婚活中のモラハラ事情やモラハラ加害者の見抜き方、対処の方法でした。
冒頭でもお伝えした通り、モラハラは当事者であっても気が付きにくい問題ですが、実際に困っている人はたくさんいます。
あなたも、いつ加害者の男性に遭遇するかわかりません。
「もしかして?」と思ったら、一度立ち止まって良く考えてみましょう。
ここで紹介したことを理解しておくことで、万が一の際にも安心して婚活を進められます。
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