結婚のタイミングは人それぞれですが、「早く結婚した方が良い」という考え方もあります。しかし、実際には、早く結婚することが必ずしも勝ち組であるとは限りません。
本記事では、若いうちに結婚する方の特徴を紹介したあと、メリット・デメリットそれぞれについて見ていきたいと思います。
目次
男女別!若いうちに結婚する人の特徴
若いうちに結婚を決意しているカップルにはいくつかの特徴があるようです。
男女に分けて見ていきましょう。
男性編:若いうちに結婚する人の特徴
まずは20代前半で結婚する男性の特徴の一例を紹介します。
全体を通して、すでにお付き合いしているパートナーを大事に思っている傾向があるようです。
学生時代から交際している彼女がいた
学生時代から交際している彼女がいる男性は、長期間の交際を通じてお互いをよく知り、相手のことを理解していることが多いため、結婚に対する意識が高い傾向があります。そのため、早く結婚する傾向があるかもしれません。
また、彼女との関係を大切にしている男性は、将来のパートナーとして彼女を選び、彼女と一緒に人生を歩むことを望んでいる場合があります。このような男性は、彼女との将来の計画を立て、早く結婚することを検討するかもしれません。
今の彼女を逃したら一生後悔すると考えている
今の彼女を逃したら一生後悔すると確信した男性は、彼女との関係を大切にしており、将来的に結婚を視野に入れている場合があります。このような男性は、彼女との関係を深め、早く結婚することを検討するかもしれません。
決断力がある
決断力がある男性は、結婚についても決断力を持っている場合があります。彼らは、結婚に対する意識が高く、将来的にパートナーとの生活を築くことを望んでいる傾向があります。
また、決断力がある男性は、結婚について考える際に、自分自身やパートナーの将来のビジョンを考慮し、リスクを冒すことに抵抗が少ない場合があります。これは、彼らが結婚に関する決断を早く下すことにつながるかもしれません。
女性編:若いうちに結婚する人の特徴
次に女性で早く結婚している人の特徴について紹介します。
女性の場合、母親や友人など周りの環境に影響を受けることも特徴と考えられるでしょう。
母親も20代前半に結婚している
母親が20代前半に結婚している女性は、家庭や周囲の環境から早く結婚することを選択する傾向があるかもしれません。家庭環境や周囲の影響は、個人の価値観や行動に影響を与えるため、母親が早く結婚していることが、その女性の結婚に対する意識や行動に影響を与えることがあります。
また、母親が早く結婚している女性は、家庭や結婚に対する価値観を身近に感じ、結婚を自然な選択肢として考える傾向があるかもしれません。
友人や周りの人が早く結婚している
友人や周りの人が早く結婚している女性は、自分も早く結婚をすることを選択する傾向があるかもしれません。社会心理学によると、周りの人の行動や価値観に影響を受ける「観察学習」という心理的な現象があります。このような観察学習により、周りの人が早く結婚をすることを選択する女性は、自分自身も早く結婚をすることを望むようになる場合があります。
また、周りの人が早く結婚をすることで、自分自身も結婚したいという社会的なプレッシャーを感じることがあります。特に、友人や同僚などの同年代の女性が結婚をしている場合、自分自身も同じようなステージにいると感じ、早く結婚をすることを望むようになる場合があります。
おめでた婚
女性の場合、妊娠が発覚すると若いうちに結婚することを選択する場合があるかもしれません。
一般的に、女性が妊娠をすると、自分自身と子どもを守るために、パートナーとの安定した関係を築くことが重要だと感じる場合があります。また、家族や社会からのプレッシャーを感じることもあるようです。
若いうちの結婚は勝ち組?メリット・デメリットを紹介
若いうちに結婚することには、メリットもありますが、デメリットも存在します。以下にそれぞれについて紹介します。
メリット①:基盤を早期に作れる
若いうちに結婚し、家庭を持つことで、経済的な基盤を早期に作ることができます。共同生活を始めることで、生活費や家賃、家事や育児などを分担でき、経済的な負担が減ります。また、一緒に家を買うなどの大きな買い物も、共同で負担できます。
メリット②:子育てに余裕がある
若いうちに子供を持つことで、子育てに余裕がある場合があります。体力的にも精神的にも若い方が、子育てに向いているという意見があります。
メリット③:楽しいことが増える
若いうちに結婚することで、パートナーと一緒に多くの楽しい思い出を作ることができます。一緒に旅行をしたり、趣味を共有したり、将来の夢を語り合ったりと、パートナーと一緒に成長していく過程が楽しいと感じる場合があります。
デメリット①:結婚生活への適応が難しい
若いうちに結婚した場合、結婚生活への適応が難しい場合があります。自分自身の成長や変化、またはパートナーとの相性の変化などにより、結婚生活が苦痛になる場合があります。
デメリット②:社会的地位が低い
若いうちに結婚した場合、社会的地位が低いと感じる場合があります。社会的には、若い人は結婚するよりも仕事やキャリアを優先することが求められる傾向があります。
若年結婚は離婚率が高め……
メリット・デメリットを紹介しましたが、最も気になるのは離婚率はどうか、ということではないでしょうか。
公益財団法人生命保険文化センターの調査によるデータを見てみましょう。
年齢階級別有配偶離婚率(有配偶人口千対、2015年)
男性(夫) | 女性(妻) | |
~19歳 | 49.90 | 81.80 |
20~24歳 | 52.14 | 51.20 |
25~29歳 | 21.43 | 21.38 |
(単位:人)
注:数値は、15歳以上で配偶者がいる人1,000人当たりの離婚者数。
データ引用:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」/2021年版
上記データの通り、若年層の離婚率は比較的に高い傾向にあり、年齢を重ねていくとその確率は下がっていくようです。
若いうちの結婚は、結婚生活への適応が難しい、または変化に対応できないなどのリスクがあり、離婚に至る可能性も高いと考えられています。
ただし、メリットももちろんありますので、自分の理想と現実をしっかり見極めて判断をすることが大事と言えるでしょう。
若いうちの結婚についてのQ&A
若いうちの結婚については、メリット・デメリット以外にも様々な疑問があるようです。
一つずつ見ていきましょう。
いい人は早く結婚してしまう?
「いい人は早く結婚してしまう」という言葉は、一定の真実性があると言えます。ただし、全ての場合がそうであるわけではありません。
早く結婚する人は、真剣に相手と向き合い、将来を見据えた上で結婚を決めることが多いため、良いパートナーを見つける確率が高いと言えます。また、自分自身の成長や変化に対応するために、早期に結婚をして、一緒に成長していくことを選ぶ人もいます。
ただし、早期に結婚することが必ずしも「いい人」ということではありません。結婚相手に求める条件や価値観、性格などによって、良いパートナーと認められる人は異なってきます。また、人生経験が少なく、自分自身を見つめる時間が十分でない場合、早期に結婚することが、後に後悔する原因となることもあるかもしれません。
結婚には人生を左右する重大な決断が必要ですので、自分自身の価値観や生き方を見つめ、慎重に判断することが大切です。
若いうちに結婚すると助成金があるって本当?
国の精度にて、結婚助成金(結婚新生活支援事業費補助金)というものが対象になります。
とはいえ、対象世帯の年齢は39歳以下と若年層に限っていない点、また世帯年収の条件があるため、必ずしも若いうちに結婚することが助成金につながるということではないようです。
若いうちの結婚はもったいない?後悔が多いって本当?
若いうちに結婚することが必ずしももったいないとは言えませんが、適切なタイミングで結婚することが大切であると言えます。
若いうちに結婚することで、将来的に別れる可能性もあります。また、結婚後にお互いが変わっていくこともあり、価値観の不一致や相性の悪さが原因で、離婚に至るケースもあります。このような場合、若いうちに結婚することで後悔するケースがあるかもしれません。
しかし、一方で、若いうちに結婚することで、お互いが成長し合うことで、絆が深まる場合もあります。また、若いうちに結婚することで、一緒に家庭を築き、子育てを経験することもできます。
結婚は人生の重要な選択の一つであり、年齢やタイミングにとらわれず、相手との関係やライフプラン、自分自身の人生設計に合わせて、慎重に判断することが大切です。
幸せな結婚に年齢は関係ない!自身とパートナーの価値観を共有して
幸せな結婚には、年齢よりも自身とパートナーの価値観を共有することが重要です。結婚は、長期的なパートナーシップを築くことであり、お互いの人生設計や価値観、将来の目標を共有し、それに向けて助け合うことが必要です。
年齢に関係なく、お互いが本当に必要とする相手であり、一緒にいることで心地よさを感じられる相手であれば、幸せな結婚を築くことができます。ただし、人生設計や価値観が大きく異なる場合は、将来的に摩擦が生じる可能性があるため、よく話し合い、お互いが納得できるような合意を得ることが必要です。